凍傷になった際の応急手当

そもそも凍傷とは

凍傷とは体の組織が極度の低音状態に晒されてることで、
血流が著しく低下して、凍ってしまう。寒冷障害です。

放っておくと、組織は凍っている間、血流が低下することによりダメージを受け続けます。

しかし、早期に治療を行えば、殆どの場合は完治します。

正しい応急措置をとり、病院で手当てを受けることが最良の方法といるでしょう。

そもそも凍傷は予防できる症状でもあります。

万が一の時の応急措置を知った上で更に、予防の方法を知り、上乗せする事で被害のリスクを最小限にとどめる、もしくは、回避することが出来るのです。

もちろん特別なスキルも要りません。
知ってさえいれば誰でも出来る簡単なことなのです。

それさえやっていれば切断なんて最悪のシナリオを迎えるリスクを減らす事も可能です。

そもそも凍傷を予防するには

さて、凍傷の応急手当てを説明する前に、そもそも凍傷を予防する術を知るのも大切です。

流石に寒い中、防寒具を着ない人はいないでしょう。

しかし、あなたが着ている防寒具は体を圧迫していませんか?

冒頭でも述べた通り、凍傷の直接的な引き金になるのは血流の低下です。

その為、防寒具を着ていても、体を圧迫する様な着用は絶対にしない事が大切です。

体の中でも露出の多い箇所(耳、鼻、顔周り、首元)は、凍傷になりやすい部位です。
その為、重点的に防寒する事がとても重要です。

また、意外かもしれませんが、脱水も凍傷の原因になります。
冬場は乾燥しているので、脱水症状が起こりやすいです。

しかし気温が低い為、喉が渇いたという自覚症状が現れにくいです。
結果、脱水に陥り、凍傷へと発展してしまうという事態を招いてしまいます。

もちろん、冷たいものに長いこと触り続けるとか、濡れた服を着続ける等は、言うまでもなく避けなければなりません。

凍傷を予防するには、体の露出をゼロに近づける。体を圧迫してしまうような着込み方をしない。と言う事がポイントとなります。

凍傷の初期の応急手当

まずはその箇所を温める事が大切です。
迅速に温める事で組織のダメージを大幅に軽減するも可能です。

逆に凍傷状態が長引くと、組織は致命的なダメージを受けてしまい、最悪の場合、壊死を起こして、切断せざるを得ない事態を招いてしまいます。

ただし例外もあります。

それは、もしも出先で凍傷になり、患者が歩いて、帰る場合です。
その場合、絶対に温めたりせずに患部を凍ったまま病院などに行くようにして下さい。

なぜなら、凍傷から回復しかけているタイミングで再び凍傷になると、組織は大きな損害を被るからです。

少し脱線してしまったので、話を戻します。

あなたは火傷をした際に患部を冷やしますよね?

凍傷はその逆です。低体温症を起こしている可能性もあるので、暖かい毛布を羽織り、ゆったりとした防寒着を着用して、保温に徹して下さい。

(ただし、暖房、ストーブ、電熱毛布などは使わないで下さい。凍傷により感覚が麻痺している可能性が高いので、本人が気付かないうちに火傷をする危険性がある為です。)

皮膚の保護

大まかな保温が終わったら次のステップに移ります。

患部を20分ほど温水に浸して下さい。この時の温度の目安は40度ほどです。

また、傷付いた皮膚の保護も重要です。
ワセリンなどが有効ですが、ない場合はオリーブオイルなどでも代用が可能です。

ちなみに、患部は凍傷によりダメージを負っていますので、非常にデリケートです。なので、さすったりするのはご法度です!

また、もし水ぶくれが出来ている場合、これを破るのは絶対にやめてください。

組織がダメージを受けている状態では、細菌にあっという間に蝕まれ、感染症を起こすリスクが高まります。

どちらにせよ、頃合いを見計らって病院で医師の診察を受けてるのが最善の方法です。

退院後の治療

患者の体がしっかりと、体温を作れるように、しっかりと食事をとり、入浴を大目にして、体の回復力を高めましょう。

体を温める生姜湯や、唐辛子といった香辛料は効果的です。どちらにしても暖かい食事を中心とするのがオススメです!

とは言え、特別、神経を使う必要はありません。いつものようにバランス良くしっかりと食べていれば問題ないのです。

また、入浴に関しては理想は1日3、4回は行った方が良いでしょう。

そうする事で血流を促進させ、凍傷でダメージを受けた患部の回復の手助けになります。

それではあまり現実味がないという場合でも
最低、2回は入浴する様にして下さい。

とにかく焦らずにじっくり治療する事が回復への最速の近道です。

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