台風25号(2018年)の経路と日本各地への影響

震度7に耐えた本棚

台風25号は日本の沖縄、九州、中国といった地方と韓国の南岸付近を通りました。台風21号に比べると東寄りの進路を取っていました、北九州のエリアや中国地方の北部には影響が現れています。台風は北半球の場合反時計回りの風が吹きます。そのため、台風の東側では南から北への風、台風の西側では北から南の風が強くなります。台風の進行方向は基本的に南東から北西となっています。つまり、台風の東側のエリアでは台風の風に進行による風がプラスされることで、台風の風速以上の風が吹くことも多くなります。最終的には日本の南東で温帯低気圧になりましたが、鹿児島県、熊本県、福岡県などでは影響が出ています。また海の上を移動したことで漁業にも影響が出ました。

台風25号は勢力や気圧だけで見れば今年の他の台風よりもやや弱めでした。しかし、海沿いの進路を取ったことにより今後塩害が見つかる可能性もあります。。塩害とは何らかの理由で塩が建物や看板などにつき、被害が出てしまうことを指します。台風25号が海よりの進路になったことで海の塩を巻き上げてしまい、色々なものについてしまっている可能性があります。塩が付いてもなかなか気づきにくく、塩害が発生してから気づくというケースがあります。植物などへの影響が大きいのも特徴です。このように台風には通過の時点での被害だけでなく、通過してしばらくしてから発見される被害もあります。塩害が出てしまっていることが想定される場所には水を撒いておくなどの対処をお勧めします。明白な被害が見られる前に対処することで防げる可能性もあります。特に錆びやすい金属を使っている看板は要注意です。

台風は根本的に低気圧であるため、中心は上昇気流となっています。空気は暖かい方が上昇しやすいので海面の温度が高いほど発達しやすくなります。日本では10月ごろになると夏場よりも気温が下がり、台風の勢力が低くなるのが一般的でした。しかし、この台風25号が発達する時期になっても暑い日が多く、台風の勢力が下がりにくくなっています。台風が通り過ぎる段階になっても気温がある程度高かったことで温帯低気圧になるまでに時間がかかりました。今年の日本では台風や大雨、地震などの被害出ており、今後の台風にも警戒が必要となります。今回の25号で被害が出なかった場所であっても、目に見えない被害が残っている可能性があります。その場合は今後の自然災害のダメージを受けやすくなるので一層注意が必要となります。今回の台風で行方不明となっていた方の中には遺体で見つかった方もおられます。

今年は既に日本列島を何度も台風が襲っています。その際に建物などには強い風がふきつけたり、強い雨に晒されたりしています。建物の中には耐風や耐雨の機能を持った塗装を施されているものも多くあります。しかし、そういった外壁塗装の機能は何度も雨に晒されたりすることで徐々に失われる可能性もあるので注意が必要です。これまでの台風に耐えてきたからといって必ずしも大丈夫とは限らないということになります。この台風25号によって直接的な被害を受けなかったとしても、次以降の台風に警戒しておく必要があります。台風25号で漁業などが行えなかったエリアや農作物が被害を受けてしまったエリアなどもあります。こういった被害は価格などに反映せざるを得ない可能性もあります。現段階では分からない被害もあるかもしれません。

平時であれば台風が過ぎ去った後に耐風や耐雨の塗装を再び施すことが出来ます。しかし、今年のようにすぐ台風が来るという場合は塗りなおしている時間がない可能性もあります。現在は台風も過ぎ去って、天気が良くなっているエリアも多いです。今のうちに被害状況を確認しておきましょう。台風が通過している時に被害状況を確認するのは危険ですが、通過後であれば今後の安全の為に確認することが有効となります。日本は細く長い川が各地にあり、氾濫してしまうこともありますが、氾濫が続いているときは台風の通過後であっても見に行かないようにしましょう。台風はすでに25号まで通過していますが、今後も台風が日本に近づいてくることは考えられます。今の間に被害状況の確認と、安全の確保を行っておく必要があります。今回の台風25号によって行方不明となった方もおられます。早めの発見がのぞまれます。

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