ガス漏れを検知する方法、ガス漏れ時の対応、やってはいけないことは?

震度7に耐えた本棚

現在、私たちの生活は様々なライフラインに支えられていますがその中でもガスの恩恵は計り知れません。最近はオール電化の家庭も徐々に増え始めていますが、ガスはまだまだ私たちの生活に欠かせない重要なインフラです。しかし、ガスは便利な反面、ちょっと使い方を誤ると大きな事故につながり、最悪の場合大切な命を落としかねません。中でも一般家庭で起こりやすいガス事故のひとつが「ガス漏れ」です。ガス漏れはガスを使っている家庭ならどこでも起こりうる非常に身近な事故です。ガス漏れに気づかず、放置しておくとガス爆発など大きな事故につながります。大切な命と家庭を守るためにガス漏れに関する正しい知識と対処法を身につけましょう。

まずはガス漏れを検知する方法です。一番手軽に使えるのが自分の鼻でニオイを確かめるという方法です。天然ガスは本来は無臭ですが、ガス漏れが起こった際に分かるようにニオイがつけられています。ガスのニオイでよく例えられるのが「タマネギが腐ったようなニオイ」「ニンニクのようなニオイ」です。こうしたニオイがした場合には自分の付近にガスが漂っている可能性が高くなります。またガス警報機と呼ばれる道具が市販されています。これはガスを検知した場合警報音を鳴らし、人間に知らせてくれる大変便利で、頼もしい道具です。ガス漏れはどのようなタイミングで起こるかわからないので就寝中などにガス漏れが発生した場合対処しやすくなるのでおすすめです。

続いてガスには大きく分けて2つの種類があることをご存知でしたか。日本の家庭で用いられているガスは「都市ガス」と「LPガス(プロパンガス)」と呼ばれているものです。この二つは微妙に性質が異なるのでガス漏れの際の対処法が若干異なりますので覚えておいて損は無いでしょう。2つのガスの違いをおおまかに説明すると都市ガスはその名の通り都市部に多く見られ、水道管などと同じように地下に埋設されたガス管を通り、各家庭に供給されます。また、都市ガスは空気より軽いという特徴を持ちます。対してLPガスは地方に多く、各家庭に設置されたガスタンクが用いられています。そして都市ガスとは反対に空気より重いという性質を持ちます。今一度自宅のガスがどちらに当たるか確認しておきましょう。

次に実際にガス漏れが起こった際の対処法です。都市ガスとプロパンガスにより対処法が若干異なりますが、まずは共通する対処法と注意点についてです。まずはじめにするべきことは、家の窓を大きく開けるということです。窓を開けることによって室内に充満したガスを屋外に逃がします。そして次に、ガス元栓をしっかり閉めてください。この時に注意なのが自宅のガス機器すべての元栓を閉めるようにしてください。さらに電機スイッチなどは動かさないようにしてください。ON・OFFどちらでも火花が散りますので要注意です。うっかりしがちですが換気扇のスイッチも同様です。そして、もちろん火気は厳禁です。マッチやライターをつけない、タバコの火はすぐに消すことが求められます。

さて、都市ガスとLPガスによって若干異なる対処法ですが、そのカギとなるのが「ガスの重さ」です。先ほども書いた通り、都市ガスは空気より軽く、LPガスは空気より重いです。つまり都市ガスは天井付近に溜まりやすく、LPガスは床付近に溜まりやすくなります。そのため都市ガスの場合は高い位置にある窓を、LPガスはドアなどを優先的に開けることによってすばやくガスを外に逃がせます。また、ガス漏れの際は必ずガス会社に連絡することを忘れないようにしてください。各家庭によって契約しているガス会社が異なるのでもしもの時に備えて、緊急の連絡先を必ず確認しておきましょう。そしてガス会社の方が駆けつけるまで安全な場所に避難します。

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