風速の目安、5m、10m、20m、50mはどんな強さなのか

震度7に耐えた本棚

台風などが来るとよく、「風速~mの猛烈な風」という表現をニュースなどでよく耳にします。でも実際、風速何メートルと言われてもどのぐらいの風なのかよく実感が湧かないと思います。そこで、今回は風速5、10、20、50mの4つの段階の強さについて、どのような感じ方をするのか、どのようなことが起こるのか調べてみたいと思います。

そもそも風速とは、空気の移動の速さのことを指します。計測に使われる単位は、気象庁などではm/s、一般的に言う秒速です。世界的にはノット(kt)が用いられています。

測定には風速計を用いて観測しており、日本においては、地上10mの高さの10分間の平均風速を「風速」と呼んでいます。

それでは次に、風速5mでの体感や実際に起こる事象についてみていきましょう。まず体感的には、「今日は風がある日だ」と思います。決してそよ風などではありません。顔に風を感じます。
起こる事象としては、木の葉っぱや細い枝が揺れる。海だと白波が現れることもあります。洗濯物がはためきます。
バーベキューだと灰がホコリになって舞ったり、釣りだと海での釣り(堤防なども含む)は危険なのでやめたほうがいいと言われたりもします。サイクリングでもペダルが重く感じ、向かい風の場合快適に走るには不向きだと思います。
外で活動するときには、少し注意をし、風への備えをした方がいい日かもしれません。また十分に楽しめないかもしれません。

風速10mになると、風が強い日だと感じます。向かい風なら歩きにくいと思います。雨の日ならば傘はさしにくいと思います。木の葉が飛んできたり、風の方向に傾いたりします。海だと波頭が立ちます。
ディズニーランドでは、平均して風速が10mを超えると、パレードが中止や変更になることも。
労働安全衛生法の中で強風と定義されており、屋外作業が規制されるほどです。ディズニーランドのパレードも、これに当てはまるから中止になるのかもしれません。
建設会社も、クレーンなどの作業を中止します。
登山は、このぐらいの風だと注意しなければならない感じです。
屋外活動に制限がかかり始めるぐらいの風ですから、外に出るときは注意して行ったほうがいいと思います。

風速20mになると、体を傾けないと歩くのはおろか立っているのも厳しい状況です。子供は飛ばされる危険があり、外出させてはいけないと思います。木が折れたり、瓦が飛んだりもします。「非常に強い風」と気象庁の発表や天気予報で言われる風速です。
電車は、徐行運転をしたり、運休したりします。飛行機も欠航になることが多い。道路も、東京湾アクアラインは風速20mで通行止めの目安となっています。交通は、すべてストップすると考えていい風速です。
台風の時に起こることとほぼ同じです。外出はしないほうがいい風速です。
ちなみに、風速18mからが、台風と定義されています。風速25m以上の範囲を「暴風域」と呼ぶと定義されています。

風速50mになると、非常に強い台風であり、風速54.1mからは、猛烈な台風と定義されています。樹木が根元から倒れたり、木造家屋の倒壊があったりします。自動販売機や電柱なども倒れます。トラックも横転するほど。大人でも歩くのは困難です。絶対に外出しないように。
木造家屋に住む人は、早く避難しないといけないと思います。普段、家が木造かどうかなんてそれほど気にしませんが、台風の時に備えて意識したほうがいいかもしれません。
台風の時に呼び掛けられる「頑丈な建物の中に避難してください。」とは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造りの建物を指しているんだと思います。そういった建物を日頃から探しておくといいと思います。

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