防災グッズの中身は一度使ってみて確認しましょう

震度7に耐えた本棚

ひとまず買い揃えた防災グッズのセット、とりあえず安心です。
しかしいざとなったら、その使い勝手はどういった物なのか少し気になるところです。
使い方が分からない物や、さらに買い足しておきたいグッズもあるかも知れませんし、不要の物もあるはずで、自分が使いやすい防災グッズも検討しておきたいものです。
かといって実際に被災した経験がないと、また被災経験の度合いや立場によっても必要に感じる防災用品は変わってきます。

ここでは、専門家や被災体験をもつ方々の意見や実際に被災した際の使用感を参考に、お勧めする防災グッズをリストアップしてみました。
お勧めの防災用品の中には、普段の生活でも便利で活用できる物もあり、使い方に慣れておけるグッズもあります。

リュックよりキャリーカート

災害危機管理アドバイザー等防災の専門家が勧める筆頭は、リュックより「キャリーカート(ショッピングカート)」です。
体力や力のない人や高齢者には、無理なく沢山運べるキャリーカートのほうが便利です。
特にお年寄りは背中が曲がっていることが多く、リュックが背負えないからです。

また、キャリーカートの車輪は荒れた道で破損しやすいため、大きくて丈夫な物が理想です。
避難するときに必要な物をあらかじめ手提げ袋などに入れて玄関などに置いておき、非常時はキャリーカートに載せて避難します。
もちろん手提げ袋でなくリュックに詰め、背負える人であれば、持ち運べる荷物は倍以上となり防災用品の余裕も出ます。
キャリーカートは、普段のショッピングでも便利な物のため、家族分とまではいわなくとも2台くらいを所持していると助かります。

意外な必需品・耳栓とアイマスク、衛生用品。

プライベートのない避難所で非常に役立つものが、耳栓とアイマスクだという事です。
不眠から起きる心身の疲労から身を守るためにも、音や光を遮断するグッズは必要不可欠なのだそうです。

マスク・消毒ウェットテッシュ・歯ブラシ等の衛生用品は、二の次と思われがちですが重要です。
倒壊した建築物や土壌から巻き上がる粉塵やウィルス、細菌の吸引を防ぎ、手や口元をの衛生を保つことは、感染症を防ぎ二次感染による集団感染も防ぐことになり重要です。
歯ブラシのあり無しは意見が分かれるところですが、箸やフォーク、スプーン類を忘れた登山家が、歯ブラシを代用にしてインスタントラーメンを食べている姿を見て、何もない時はあれば全て役立つと思いました。

子供には、ぬいぐるみ型防災リュックやショルダーバッグ。

子供がいる場合には、心を落ち着かせ安心させるための「ぬいぐるみ」はPTSDの回避に役立ちます。
緊急時にそのような役に立たない物と思わずに、子供用の防災リュックがぬいぐるみ仕様になっているものや、防災用品が入った動物のぬいぐるみショルダーバッグ等が販売されているため、普段から子供達の部屋に置いておいて置いたり、持たせてみたりで馴染ませるようにしておきます。
避難所であっても普段の生活とは変わらない日常を感じさせる物を身近に置くことで、不安定になりがちな心を落ち着かせることができます。

ちなみに防災グッズに必ず入っているアルミブランケットは、保温力が高く胸ポケットにも入るサイズでコンパクトですが、いったん広げると元通りに畳んで戻すのが大変だという意見も見られました。
また、どんなに保温力があっても大変薄い物であり長時間の使用時には毛布の代わりにとはならず、段ボールのクッション性と上手く組み合わせた使い方の工夫がいるという意見もあります。
安価な物なので、使い捨てるつもりで一度広げて使用感を試しておくと良いです。

備蓄品は1週間分、マンション住まいに簡易トイレは必需品。

備蓄品の目安は1週間分です。
それ以降は何らかの支援が得られる目安だそうで、防災訓練の達人・静岡県民が現在行っている備えの日数です。
販売されているコンパクトな防災用品は3日間分の備えが多いのですが、自力でも6日に変更することがお勧めです。

食料品は、腹持ちの良く保存がきき、期限切れで捨てても惜しくない価格のパスタがお勧めということです。
庭のないマンションにお住いの人に欠かせないのが、簡易トイレです。
普段使わないだけに用意をしたくないグッズですが、被災された方があって良かったものの中に必ず入っています。
車が渋滞時に使用感をテストする機会があります。

もちろん、多機能LEDラジオライト等、手回し充電でスマホも充電でき、普段試すこともできお勧めです。

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