防災マニュアルの作り方の参考になるテンプレート、英語版や、保育園でも使える子供向けも

震度7に耐えた本棚

防災マニュアルで使えそうなものを探しました。

みなさんは災害への備えはできていますか。最近では、大きな地震の頻発、ゲリラ豪雨や台風など様々な災害が毎年のように発生して、私たちの平穏な生活を脅かしています。災害のニュースが報じられても、なんとなく危機感を感じない方も多くいらっしゃると思います。しかし、明日は我が身いつ、どこで、どのような災害が起こるかわかりません。その時に落ち着いて行動し、自分や家族の命を守るのに役立つのが防災マニュアルです。防災マニュアルとはもしも災害が起こったときに、どのように行動すればよいのかが記載された、いわば命を守るマニュアルなのです。今回はそんな防災マニュアルをいくつか紹介します。防災マニュアルを活用して、もしもの時に備えましょう。

NHKの携帯マニュアル本「災害もしもブック」と「災害もしもマニュアル」

NHKが作成、提供する防災マニュアルです。その名も「災害もしもブック」と「災害もしもマニュアル」です。内容は主に、巨大地震に対する対応になっています。このハンドブックの最大の特徴は、プリントした用紙を切り取り、折る事で財布に入る程度の携帯用マニュアルブックになるところです。災害は自宅に居るときにだけ起こるとも限りませんから、外出先での心強い味方となるでしょう。災害もしもブックには震災直後に取るべき行動や、災害用伝言板サービスの紹介などのほかに、家族の集合場所が書き込めるページや大切な人の連絡先を書くページがあります。災害もしもマニュアルには消火器の使い方やAEDの使い方、119番通報の仕方など、災害時の応急処置について書かれています。

https://www.nhk.or.jp/sonae/moshimo/index.html

P&Gの防災マニュアル「もしもの時も暮らしはつづく」手帳

洗剤などの生活商品を取り扱うP&G社が提供する防災マニュアルです。「もしもの時も暮らしはつづく」といった、災害時でも希望が持てるような題名になっています。P&G社が1995年の阪神・淡路大震災で被害を受けたことをきっかけに作られたようです。このマニュアルは主に、小さいお子さんがいる家庭に向けた防災マニュアルです。子供向けの日用品も手がけるP&G社ならではの防災マニュアルです。内容は主に、災害時の連絡先を書くページや非常時に必要となる持ち出し品の紹介がされています。中でも便利なのが災害時における自宅での生活方法です。例えば、水を節約するための紙おむつを用いたトイレの方法や食器の洗い方などが紹介されています。

https://jp.pg.com/bousai.jsp

名古屋国際センターの多国語版防災マニュアル「地震から生き残るために」

名古屋国際センターが提供する防災マニュアルです。「地震から生き残るために」と題されたこのマニュアルの最大の特徴は、多言語であるということです。対応している言語はそれぞれ英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、ハングル(韓国語)、フィリピノ語、さらに、日本語が少し理解できる外国の方向けの、「やさしいにほんご」といった全部で7種類の外国語が用意されています(日本語を含めると8種類)。近年は日本を訪れる外国人の方が増えており、外国人向けの防災対策が進められています。また、外国の方は地震に慣れていないことも多く、パニックを起こさないために大変有効なマニュアルです。災害時に使える日本語も用意されているので、外国の方にはぜひ勧めたいマニュアルです。

http://www.nic-nagoya.or.jp/japanese/nicnews/archives/2602

消防庁の避難カード・非常持出し品チェックシート・備蓄品チェックシート・常時携行品チェックシート

消防庁が提供する防災マニュアルです。主に震災に対してのマニュアルが記載されています。先ほどまでの防災マニュアルに比べて、シンプルな内容になっています。詳しい中身は自分の住所や氏名、連絡先や血液型などを記せる「避難カード」非常時の持ち出し品が記載され、チェック式になっている「非常持ち出し品チェックカード」災害に備えた備蓄品を紹介する「備蓄品カード」外出時に災害に巻き込まれた際に役立つ品を紹介する「常時携行品カード」の4つに分かれています。災害時に使える便利なサバイバル方法などの記載はありませんが、災害時における必要最低限の生活必需品などが紹介されており、防災対策に役立ちます。万人に向けたシンプルな防災マニュアルと言えるでしょう。

http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/too/tool.html

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