防災の日とは、由来は何か、2018年にはどんなイベントがあるのか

震度7に耐えた本棚

防災の日は、台風、高潮、津波、地震などの大きな自然災害の他、近年、多くなっているゲリラ豪雨や落雷、火災なども含めた全ての災害に対する意識を高めて、もしもの時に備え、訓練することを促す日です。
防災の日として制定されているのは毎年9月1日で、また、その前後の8月30日から9月5日頃までの数週間を防災週間とし、災害への意識を高める防災フェアや、防災訓練が各地で行われます。また、防災グッズの準備のない人はそれらを用意する、用意していても非常持ち出し品が古くなっていないか確認する、自分の地域の避難場所の確認などをすることが促されます。
防災の日は災害の多い国である日本で、再度、防災に対する意識を高める啓発の日でもあり、備えている人はそれらを再点検するという日でもあります。

防災という言葉ではありますが、実際に日本は災害大国であり、実際にその全てを防ぐということは難しいでしょう。
防災の日はそのような避けきれない災害の被害を最小限に抑える減災にするための日でもあります。
減災をできるように普段から備えることで、命に関わることも多い災害の被害を少しでも減らすことに役立つでしょう。
減災には自宅の家具が倒れて下敷きにならないようにしっかりと固定されているか、飲料水、非常食は必要な分用意されているか、近年、主な連絡手段となっている携帯電話が通じない場合、家族でどのように連絡し合うか、共通の避難場所はどのようにするのか、連絡が取れない場合は、災害用伝言ダイヤル局番なしの171に伝言を録音しておけることなどを知っておくことなども減災に役立ちます。

防災の日、9月1日は1960年(昭和35年)に制定されたものですが、その由来はこの日である9月1日(1923年、大正12年)に関東大震災が起こり、多くの犠牲者を出したことからきています。
さらにこの防災の日が内閣によって制定される前年の1959年の9月下旬には、伊勢湾台風によって大きな被害も出ています。
また、日本では毎年8月31日~9月1日頃に台風になったりする確率が非常に高いので、地震だけでなく、それらも含め災害に備えるという意識を持つ日でもあります。
この防災の日が制定される前までは、関東大震災の犠牲者を慰霊する日となっていましたが、制定後は防災に対する心構えや備えをする日という意味合いが強くなっていきました。

防災の日には個人だけでなく、地域でも様々な防災に対する取り組みが行われています。今年、2018年の防災の日にも各市区町村で防災に対する取り組みや訓練が行われます。
まず、都内では、新宿で、毎年約3、000人が参加する、2018年9月2日(日)新宿防災フェスタ2018が開かれる予定です。
このフェスタは地震や災害に対する備えに対すること、障害を持つ方の避難所生活への不安、外国の人も防災に参加したい、災害時のボランティアとして働きたいなどの様々な疑問を、年齢、性別、国籍、おかれている環境などを問わず考えようというものです。
また、都内では渋谷区で、総合防災訓練SHIBUYA2018も、9月1日(土)~2日(日)の間、行われます。

防災の日というと人間だけのイメージがありますが、忘れてはいけないのが家族であるペットの災害時の避難です。実際に東日本大震災の時にはペットと一緒に避難できないということがあり、家族である動物にも犠牲が多数出ました。それ以来、人間だけでなくペットの同行避難などについても考えられるようになりました。
上記した総合防災訓練SHIBUYAのフェスにおいても、過去の2016年にペットの防災もフェスにおいて考えるコーナーを設けられました。
またネットでは9月1日の防災の日にちなみ、ペットの様々な情報を届けている「PECO」がペットの防災情報を掲載した「PECO防災」を掲載しています。
防災の日は人はもちろん、家族であるペットの避難についても考えたいものです。

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