鼻血が出た際の応急手当

自分自身の鼻からでも子供の鼻からでも、いきなり血がたらっと出てきたら、かなり慌ててしまいます。そして何とかして止めなくてはとやたらティッシュペーパーを何枚も出して抑えたりすることもありますよね。そして一番多く一般的にされるのが目頭を押さえて上を向かせるという方法ではありませんか?ですが、実はこの方法、正確な鼻血の止め方からはずいぶんと違うということを知っていましたか?めずらしいことではない鼻血がでることも、いざ止めようとすると血を見るせいでとっさの行動に効果がないことが多いのも本当なんです。特に暑いこの夏には、暑さが頭にこもって、急に鼻血を出してしまう子供さんもいるのでは?その身近な鼻血についてお話していきます。

目頭を強くつかんで上を向かせる。という方法がおそらく一番多い皆さんの対処の方法ではないでしょうか。ですが、この方法で鼻血を止めようとする時に何か気付くことがありませんか?頭を上にした状態でかなりの時間同じ体勢でいることになります。すると目頭のところで押さえつけられた血液の流れと上を向いている状態で頭が動かないことで血流が良くない状態を作ってしまっています。そうなると鼻血がとりあえず止まっても、そのあと起き上がった際に、頭がくらくらしたり、時には、吐いてしまうこともあるのです。その時に頭に溜った血を吐いたところを見たら、さらに慌ててしまいます。なので目頭を強くつかんで上を向かせるという体勢は危険なのでやめます。

では、ティッシュペーパーを鼻に詰めるやり方は、どうでしょう。皆さんも経験したことがあるかもしれませんが、つめたティッシュペーパーを取り出した時にまた鼻血が出てしまうという経験はありませんか?それには、原因があります。しっかり止めようとして鼻の穴にぴったりとするくらい大きく丸めたティッシュペーパーが鼻に入れる時に傷を作ってしまっている。もしくは、その大きい詰め物を取り出す時に鼻の中で傷をつけながら取り出されていることが原因です。なのでまた同じように鼻血が始まってしまうのです。さらにティッシュペパーという異物が鼻の穴に奥まではいっているために、固まろうとする鼻血が作れなくなるということにもなるので、このやり方も適格とは言えません。

またよく「すぐに横にして」ということで休ませる場合があります。これも実は、正しい方法とは言えません。というのも鼻血が横になった体のほうに逆流して気道を塞いでしまう心配があるからです。ちょっとした鼻血の場合に大量に体に入るということはありませんが、一番危険なのは、あかちゃんです。赤ちゃんの起動は狭く、さらに驚いて泣いている場合などもあるかもしれません。そういった時に横にさせてしまうのは絶対にしてはいけない行為です。赤ちゃんの場合は、お母さんが縦抱っこをして鼻血が止まるまで様子をみるのが一番です。また鼻血を出している状況がスポーツなど屋外でののぼせの場合には、まずは日陰に行き、鼻血が止まってから横にしてあげましょう。

それでは、急に出してしまう鼻血に対して、どうしたら一番効果的な方法なのかをお話します。外出時には、大抵の人が持ち歩くハンカチでもティッシュでもなければ素手でも構いません。出ている側の鼻の小鼻を押さえて待ちます。その時に片方の鼻で呼吸ができているかを必ず確認します。もし両方の鼻から鼻血が出てしまっている場合は、しばらく口で呼吸をして待ちます。小鼻と言っても上の方になると傷がついて出血してしまっている部分に近い場所になるので、押さえるところもなるべくしっかりとした丸いところをおさえます。そうするとそこで出血した血が滞留する部分ができますので、人間の凝固作用によって血がかたまりやがてとまります。これが最適な方法ですが、ここまでお話してきたことをするよりも、かなり簡単に実は止血できるものだったのですね。外出時にも鼻血が出てしまっても慌てないでこの方法でやってみてください。

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