宮城県の 防災フェアや 防災訓練の 実施日程・場所 の紹介

震度7に耐えた本棚

みやぎ県民防災の日、総合防災訓練

宮城県は、東日本大震災を始めとして過去に大きな震災を経験しています。また同じ被害を繰り返さないために、過去の事例を教訓として全県あげて、防災にとり組んでいます。
まず、毎年みやぎ県民防災の日という日を設けて、総合防災訓練を行います。これは、宮城県沖地震のおきた6月12日をわすれないために設定されました。あから、40年以上がたちますが、ブロック塀が倒れ、地震に対して脆弱な県という印象がぬぐえなくなり、なんとか脱却したいと取り組んでいます。そして、まだ記憶に新しい東日本大震災。津波や火災で多くの命が失われ、今もなお不自由な生活を強いられている方が県内にはたくさんいらっしゃいます。未来は過去に学ぶしかないのです。

仙台市シェイクアウト訓練

さて、その6月12日は、各市町村で独自の訓練をいたします。例えば、今年の仙台市は仙台市シェイクアウト訓練というものを実施いたしました。長町利府断層を震源とする都市直下型地震が発生したということで、市民がシェイクアウト(身体保護)を行うという訓練です。授業中の子どもたちは、机の下に体をいれて守ったり、障害者の方が集まる施設では車いすの方の避難や理解が難しい方の保護をどうするかといった訓練が行われました。幼稚園、保育所、企業、作業所など300か所以上の場所で一斉に行われ、それぞれの場所で、実際地震がおきたときにどのようにしたらよいかという確認が行われました。日ごろから備えておく必要性を感じました。

栗原市 総合防災訓練

県北の栗原市でも総合防災訓練が行われました。自衛隊や警察、消防団が参加し本格的な訓練が行われました。市民の自主避難訓練も行われました。広い地域で、かつ高齢者が多い地域なので、そのなかでいかに命を守るかという点が課題です。自分で守れる命は自分でまもり、かつ、しっかりと隣近所で声を掛け合いながら、とりこぼしのない避難をするというのが特に大切な地域です。市民の皆さんは、それぞれ訓練の無線やサイレンを合図に、体を安全な場所に隠したり倒れそうな場所から離れたりして、安全を確保していました。その後、あらかじめ決まっている避難場所に声を掛け合いながら避難をしました。あまりに持つなど持たずにいる人が多かったので、非常持ち出し袋なども用意の必要があると思います。

パネル展東日本大震災

宮城県の防災フェアは、訓練よりももっと気軽に足を運べて、防災の意識を高めることができます。まず、パネル展東日本大震災です。このような企画は、特に震災の日が近づくと各地で開かれます。震災の時の写真を展示するのですが、復興してきた現在の様子との違いがあらためて思いおこされ、被災した方にとっては苦しいものでですが、それでも足を運ぶことでまた勇気をもらって帰ることができます。そして、県外の方にも見てもらい、現地に行けなくても震災を風化させないという意味で多くの方に見てもらいたいと思います。次は、別の場所でまた自然災害がおこるのは常なのですから、対岸の火事だと思わず、我がことのようにとらえていただいて、一緒に考えてもらいたいです。

企業の取り組み

企業も頑張っています。一つおすすめしたいのは、インフラ、特に通信に関してです。震災の日、頼りの携帯電話、インターネットは、まったくといっていいほど役にたちませんでした。役に立たないということがそれまで頭になく、人間の愚かさを感じました。災害に負けない、そういうときにこそ役に立つ通信網をぜひ確率してほしいと思います。各社さまざまな研究、取り組みを行っていますが、この6月にソフトバンク株式会社でフェアを行い、災害対策の取り組みやパンフレットを通して周知をしていました。一刻も早く実現するといいなと思います。興味のある方が大勢いらして、説明ブースは大盛況でした。一人ひとりが自分と家族を守るために何ができるのか真剣に考えていく時代がきています。

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告(大)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。