防災まちあるきにチャレンジしよう

防災まちあるきとは

自分たちの住んでいるまちを探検して歩き、まちの中にある危険な場所を知り、まちの中の防災施設な どを発見していくものです。これらを通して地域の歴史を学び、防災への関心が高まります。

防災活動にはいくつかの種類がありますが、中でも気軽に行えるものの1つに防災まちあるきがあります。これは自分たちの住んでいる町を探検して歩くことで危険性のある場所、避難に活用できそうな場所などを発見していきます。思わぬところに防災施設があることもあるので、そういったことも見つけるのも防災まちあるきの重要なポイントです。防災だけでなく散歩がもたらすリフレッシュ効果、運動不足の解消など複合的なメリットがあります。また、過去に起こった災害の際にどのような被害があったかを知ることが出来ます。災害のことは知っていくことを止めてしまうと、受け継がれなくなるのでこの機会に知っておくことに大きな意味があります。

防災まちあるきのやり方 -1-

機材を準備

  • 「ワークシート(日頃危険だと思っている箇所等チェック項目)」
  • 「地図(範囲決め)」
  • 「デジタルカメラ」
  • 「筆記道具」
  • 「画板」など、

防災まちあるきは手ぶらでも行うことが可能ですが、機材を用意することで一層効果を高めることが出来ます。まず1つ目に用意すると便利なのがワークシートです。ワークシートには防災に関する情報を予めまとめておきます。それに加えて地図も必要になります。よく知っている場所であっても地図があることで色々な道が見つかることもあります。加えて筆記用具と、それをセットできる画板があれば便利です。筆記用具を用いて街歩きなどで得た情報を書き込んでいきます。デジタルカメラがあると情報を詳しく情報を残しておくことが出来ます。あまりにも機材をたくさん用意すると歩くときに邪魔になってしまうこともあるので、ある程度絞るのもポイントと言えます。

防災まちあるきのやり方 -2-

ルートを決める

機材を用意したらルートを決めていきます。ワークシートを見ながら行くべき個所を決め繋ぎます。基本的に行きたい場所の全てを訪れることは出来ません。あくまでルートとしての全体像をイメージすることが大切になるからです。もし、行きたい場所が非常に離れているという場合は日にちを分けて訪れるという方法もあります。無理をしてあまりにも長い距離をルート設定してしまうと、防災情報をまとめることに問題が生じてしまう恐れがあります。あくまで防災情報をまとめられる余裕を作ったルート作成をおすすめします。ルートを設定した後に予想以上に危険性があることに気づいた場合には、ルート変更をすることも可能です。そういった柔軟性も防災まちあるきでは大切になります。

防災まちあるきのやり方 -3-

歩いて確認する

そこまで出来たらいよいよ実際に歩いて確認を行います。歩いてみると地図やワークシートの内容と食い違っていることがあります。それらを見つけた際には忘れないように筆記用具とデジタルカメラで記録しておきます。かつては大きな被害を受けた場所であっても今では防災設備が整えられていたり、かつて安全とされていたところでも設備の劣化で危険性が生まれていたりすることもあります。また、道の広さも避難においては重要となります。どの道にどれくらいの人がまとめて通ることが出来るのかも気になった時には記録しておきましょう。滑りやすい場所や急な段差がある場所は高齢者にとって危険が伴うので、記録しておく必要性が高いといえます。

防災まちあるきのやり方 -4-

集めた情報を地図に集約する

実際に歩いて確かめたらその情報を地図に集約していきます。歩いている時の記録はワークシートやメモ帳などに行っておき、最終的に地図上に記録することが重要です。地図の上に記録することでどの場所に関する情報なのかを明白にすることが出来ます。地図を見ただけで詳しい情報を一目で確認できれば非常に便利です。ただし、書き入れる情報があまりにも多すぎると地図自体が見にくくなってしまうので、どうコンパクトに書き入れるかも大切です。間違ってしまった際に書き直せるように地図は複数枚用意しておくことをおすめします。メモ帳の内容も大切ですが、最も大切になるのは実際に歩いてみた印象の部分です。そこに基づいてリアリティをもって記録していきましょう。

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