地震や台風での停電に備えて、現金はいくら用意しておくべきか

震度7に耐えた本棚

地震や台風などで停電したとき、現金がないとどのようなことに困るのでしょうか。
過去の例で代表的なものは、災害時に停電の影響でスーパーやコンビニのレジが使えず、クレジットカードや電子マネーで支払いができないということです。
災害時は手作業で決済しているお店も多いのです。
必要な物資を調達しに、なんとか買い物へ行っても、現金がなくては困ってしまいますね。
そして停電しているため、ATMまで使えなくなっています。実際に災害時、コンビニのATMが使えなくなったという画像が拡散されたこともありました。
日本でも徐々にキャッシュレス化が進んでいますが、このような点では、ふだん現金を持たない人は大変苦労することになります。

では、ふだんタンス貯金をしていない、キャッシュレス派の人たちはどのくらい手元に現金を残しておけば安心でしょうか。
東日本大地震の時は、4日ほどで復旧したといわれています。したがって、被災して4日しのぐための現金を用意すべきと考えます。
普段は1.2万円を所持している方が多いようですが、実はそれでは足りません。
車のガソリンを入れる方、水や食料、場合によっては衣類などを買い足すこともあるかもしれません。
充電器も電池式のものがなければ買い足し、その電池も買うとなるとかなりの金額が必要なことがわかります。
最低でも五万円、できれば10万円ほどは用意した方が安心かと思います。
東日本大地震の時、十万円用意していて使い切ったという方もいました。

停電時は料理もできずに、パンやおにぎりなどそのまま食べられるものが重宝します。その際手持ちの現金の差で買える数が限られてしまうのは困りますよね。
数日経って銀行がやっと復旧しても、現金を下ろすまでにかなりの時間がかかるそうです。
過去には5時間以上並んだ、半日並んだという方が数多くいました。
現金の用意の仕方についてですが、一万円札で用意すべきではありません。
災害時は、スーパーやコンビニでも小銭を十分に用意できず、釣り銭が出せない場合があります。
そういったとき、ちょうどになる金額でしか買い物ができないことがあるそうです。
つまり一万円札しか持っていなければ、一万円ちょうどの金額分買い物せざるを得ません。
ですのでなるべく全て千円札で用意すべきです。

また、千円札だけでなく小銭も必要になってきます。スマートフォンの充電が切れた時、唯一の通信手段は公衆電話です。その時に10円玉が必要になるでしょう。
公衆電話は災害時や緊急時、通信規制がしかれても優先的に使用することができるので安心です。
前述した通り、お店でお釣りがなかなか出せない状況になると、お札よりむしろ小銭をたくさん用意しておいた方が良いように思います。
手持ちの現金の差で、被災後の自分や家族の生活が変わってしまうのはとても怖いことです。
ですが備えあれば憂いなし、これから現金をしっかりと用意しておけば問題ありません。
普段使っている財布ではなく、避難リュックに用意して入れておけばよいでしょう。

飲料水は事前に用意しておきましょう。一人あたり1日1リットルあれば足りるといわれています。家族の人数分用意すると安心です。
また、着替えや簡易トイレ、数日分の非常食、携帯ラジオやローソクなどは防災グッズとして用意しておくべきです。
災害にあってからこれらを買い足すとなると、いくら現金を用意しておいても足りなくなってしまいます。
最低限の防災グッズはそろえ、万が一に備えたいところです。その上で現金を用意し、避難所でたりないものや、自宅で足りなくなったものを買い足すようにします。
被災し、復旧まで日数がのびると、食料や水が不足してきます。その時に用意した現金でまかなえるように、しっかりと用意することが大切です。

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