東京都の 防災フェアや 防災訓練の 実施日程・場所 の紹介

9月1日の防災の日は、かつて関東大震災で東京が壊滅状態となった日に由来しています。
またこの日付前後は、その後に伊勢湾台風の襲来など災害が起こりやすかったこともあり、制定されたということです。
今年は、数千人規模のかつての災害に比べれば小規模ですが、地震のみならず豪雨水害・高温と異常気象に見舞われ、今後は台風の上陸も懸念され天災の年とも言える状況に近い状態です。

しかし首都東京の防災訓練や防災フェアは、都庁近くの新宿都心にでもいなければあまり身近に情報は感じられません。
実際東京都として、いつ、どこで、毎年何をするかはあまり決まってない様子です。
東京都の防災ホームページを見ると、危機管理として、都と区市町村及び関係防災機関等との協力体制で、防災訓練を行っていることがわかりました。

東京都・あきる野市合同風水害対策訓練

東京都の防災ホームページによると、平成30年度は、「東京都・あきる野市合同風水害対策訓練」という防災訓練が行われていました。

■平成30年度東京都・あきる野市合同風水害対策訓練
日時:平成30年6月24日
想定:西多摩地域における集中豪雨を想定(大雨警報及び土砂災害警戒情報の発表への対応)
目的:集中豪雨や台風による災害から住民の生命を守るため、住民避難や災害体験を中心とした訓練

偶然にも西日本豪雨に先駆けて、風水害対策の防災訓練が行われていました。
しかし、この時点ではあまりにも実感が感じられず、果たして訓練の効果があったのかどうかは不明です。
今回の西日本豪雨で被災した地域は、それぞれの市が作成していたハザードマップ通りという結果でしたが、事前の対策ができなかったくらい天候の穏やか地域であったようです。

しんじゅく防災フェスタ

東京都新宿区では、首都圏直下地震と災害に向けた「しんじゅく防災フェスタ」という防災イベントを毎年行っています。

■しんじゅく防災フェスタ2018
日時: 平成30年(2018年)9月2日(日) 11時?16時(予定)入場無料
会場:都立戸山公園・新宿スポーツセンター

野外イベント:子供向け防災体験(起震車、はしご車、消火訓練など防災訓練コーナー)
飲食の屋台、企業やNPOのブースコーナー
屋内イベント:防災・減災に関する講演・セミナーと、特別展示コーナー

飲食の屋台もあり、休日に子供達を連れて遊ばせる感覚で、親子ともども防災を学び体験するのに格好のイベントとなっています。

外国人のための防災訓練

都内在住外国人を支援する、東京都生活文化局では、まだ知名度は低いのですが、外国人のための防災訓練を毎年実施しています。

■外国人のための防災訓練(都内在住300名ほど対象)
日時:平成30年1月25日(木曜日)午前9時00分から午後1時30分まで (参加費無料)
会場:駒沢オリンピック公園 屋内球技場(世田谷区駒沢公園一丁目1番)
訓練内容:起震車体験、家屋倒壊時等の搬送訓練、応急救護訓練等の実践的な訓練
防災ブック「東京防災」を活用した防災知識の習得
東京都防災(語学)ボランティアによる外国人からの電話問合せ訓練等

各国の大使館に東京都から声をかけ実施していますが、一番関心が高く熱心で参加者が多かったのがフランスだったそうです。
そういえばフランスは、東日本大震災時に真っ先にエールフランス航空が、日本国内在住のフランス人をほぼ全員連れ戻していた国であることを思い出しました。
関心が高く熱心であるということは、救援活動も迅速であるという文化度の高さを感じさせられます。

その他、東京都と区が一体となった合同訓練の予定がいくつかあります。

震災対策総合訓練

■震災対策総合訓練:東京都・中央区・港区合同総合防災訓練
日時:平成30年9月2日(日曜日)
会場:中央区(区立浜町公園)、港区(区立小中一貫教育校お台場学園港陽小・中学校ほか)

島しょ総合防災訓練

■島しょ総合防災訓練(津波対策):東京都・小笠原村合同総合防災訓練
日時:平成30年11月8日(木曜日)~10日(土曜日)
実施場所:都立大神山公園(父島)、診療所(母島)ほか

帰宅困難者対策訓練

■帰宅困難者対策訓練(震災対策)は、調整中で未定です。

その他東京都としてではなく、各区ごとに単独で防災訓練やイベントを開催しているケースもあり、区のホームページや検索で記載の確認が可能です。

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告(大)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。