大規模な災害が発生した時の情報の供給源として、防災ラジオの存在価値は高いです。
視覚的な情報や番組選択ができるTVが、現在何がどこで起きているのかがはっきり分かるため一番良く、今は使用者が少なくなったラジオも、リアルタイムに音声で情報を流し続けるるだけに目からの情報に惑わされることなく的確に知りたい情報を拾える利点があります。
インターネットもニュース以外の検索機能を使い、ツイッターなど細かい地域のリアルタイムの情報を入手できます。
しかしこれらの情報源は、電気の供給が途切れると使えなくなってしまいます。
最近の防災ラジオは多機能に改良されており、電源を複数持ち、スマートフォン等の小型家電に接続して充電も可能な物になっています。
防災ラジオを持っていることで、音声による情報を入手するだけでなく、視覚的な情報やネットを利用したネットワークの使用が可能になるのです。
マルチパワーステーション2
株式会社スターリングの「マルチパワーステーション2」は、プラグイン携帯電話充電機能を持った、改良型ラジオライトです。
“プラグイン携帯電話充電機能”とは、携帯電話の充電をアルカリ乾電池と本体に蓄積された内部電源(太陽電池)に専用ケーブルをつなぐだけで、携帯電話及びスマートフォンを充電できる機能です。
従来のダイナモ携帯電話充電機能では、ダイナモハンドルを手回ししている間しか充電できなかったため、各段の進歩です。
マルチパワーステーション2の電源は、太陽充電・ダイナモハンドル充電、乾電池(単3×3本、USB充電、別売AC/USBアダプタ)の5つです。
ワイドAM/FMラジオに加え、LEDランタン4灯・LEDサーチライトと現在主流となっているライトに仕様を変更しています。
サイレン機能・イヤホンジャックもあり、防災マニュアルも付属して、家や小規模な会社・事務所に防災用品の一つとして常備しておくと、いざという時心強く思えるラジオライトです。
本体寸法:69×69×343mm、本体重量:445g。
マルチポータブルチャージャー
株式会社スターリングの「マルチポータブルチャージャー」は、「マルチパワーステーション2」同様、プラグイン携帯電話充電機能を持った、ラジオライトです。
価格的にフル装備の「マルチパワーステーション2」と下位モデルの「ダイナモスウィングライトラジオ」の中間にあたる、標準モデルとなる新製品です。
“プラグイン携帯電話充電機能”により、携帯電話の充電を専用ケーブルをつなぐだけで、本体のアルカリ乾電池と本体に蓄積された内部電源・ダイナモハンドル充電を使用して、携帯電話及びスマートフォンを充電できます。
マルチポータブルチャージャーは、電源に太陽充電がないものの、手回しによるダイナモハンドル充電、乾電池(単4×3本、USB充電、別売AC/USBアダプタ)の4つを備え、
ワイドAM/FMラジオに加え、LEDランタン3灯・LEDライト1灯で必要となる便利なライト機能を装備しています。
サイレン昨日はありますが、イヤホンジャックはなく、コンパクトサイズの備え型ラジオライトと言えます。
本体寸法:177×52×60mm、本体重量:230g
ダイナモスウィングライトラジオ
株式会社スターリングの「ダイナモスウィングライトラジオ」は、必要最低限の機能を搭載したラジオライトです。
電源は、ダイナモハンドル充電と、乾電池(単4×2本)の2つ、ワイドAM/FMラジオに加え、LEDライト1灯、サイレン機能を装備しています。
携帯電話の充電は、専用ケーブルをつないで可能となります。
イヤホンジャックもついており、自己発電可能なラジオにLEDライト機能と携帯電話充電機能がついた、軽量・コンパクトなサイズです。
防災セットに入れておきたい備え型のラジオライトです。
本体寸法:169×49×55mm、本体重量:220g。
「マルチパワーステーション2」が、地震災害の危険を指摘されている地域の備えとすると、「マルチポータブルチャージャー」は、危険に関係する地域、「ダイナモスウィングライトラジオ」はその他の地域、または防災セットの備えの一つとして準備を要する公共機関の備えに向いています。