防災のために連絡手段を決めておく

地震の際の連絡方法について

地震の際には家族や友人との連絡を取ることが重要となります。安否が分からないままだと精神的に負担が大きくなり、また安否確認のために動き出すことは時として危険を伴うからです。もしもの際の連絡方法の1つに災害用伝言ダイヤルがあります。これは災害発生時に提供されるサービスであり、固定電話や携帯電話、公衆電話などから「171」にかけることで声を30秒間録音し、2日の間保存しておくことが出来ます。ここに無事である旨を伝えて録音しておけば、他の家族がかけたときにそれを聞いて安心できるということです。録音形式に難しい操作はなく、高齢の方でも問題なく扱えるというメリットもあります。「171」の存在を知らないと伝わらないので注意が必要です。

携帯電話を使った連絡方法

各携帯電話会社では災害時に連絡が取れるサービスを提供しています。会社ごとにやり方は異なりますが、基本的には自分の安否についてのメッセージを100字程度で残すことが出来、消息を知りたい方の電話番号を入力することで安否確認をすることが出来ます。他にも携帯電話を操作することでtwitterやフェイスブック、Lineなどでの連絡が出来るケースがあります。災害時には電話がつながらなくなるケースがありますが、こういった連絡はインターネットを介しているので接続できることが珍しくありません。災害の際には持っている端末の連絡手段をフル活用して、出来るだけ多くの方に自分の安否を知らせることが非常に重要となります。

災害時における伝言の重要性

災害の際には電話を使用する方が莫大に増えることが考えられます。通常の回線であればあっという間にパンクしてしまいます。そこでNTTでは災害用伝言ダイヤル(171)というサービスの提供を行うようになっています。このダイヤルでは通話ではなく、伝言という形で情報を交換することが出来ます。通話は常に双方向のやり取りが行われるに対し、伝言はそれぞれが録音や再生を行うだけなので回線の負担も非常に小さいです。こうして万が一の際にも安否を確認しあえるようになっています。災害用伝言ダイヤルは災害が発生していない時には提供されておらず、災害時のみの提供となります。現在提供されているかどうかはNTTのホームページ上で確認できます。

連絡網で効率的に安否確認

災害時には安否を知りたい方にどんどん連絡していくケースが多いのですが、特定の人物に連絡が集中してしまうと上手く電話が機能しません。スピーディーな安否確認ができないばかりか、電話が上手く繋がらなかったことで不安に陥るということも考えられます。そこで災害用に連絡網を用意しておくことをおすすめします。誰の安否を誰が取るのか、どう伝えていくのかをはっきりさせておくことが有効となります。しかし、連絡網が1パターンしかないとどこかで連絡が途絶えただけでその連絡網は機能しなくなってしまいます。そこで何パターンか用意して柔軟な連絡網を構築することが大切です。そして時には連絡網に縛られずに連絡を取り合う必要もあります。

災害時に役立つ連絡カード

災害などが発生すると命は無事でも怪我でまともに連絡が取れなかったり、病院に搬送されたりすることもあります。その際には速やかに家族への連絡がなされる必要がありますが、その人物が身分の分かるものを所有していなかった場合連絡を取ることが出来ません。そこで連絡カードが役に立ちます。連絡カードとは氏名や緊急連絡先、家族避難場所などをシンプルに記載したカードです。このカードを見ることで本人でなくてもどこに連絡をすれば良いかが分かります。このカードは極めて分かりやすい作りになっているので、カードを見て連絡を行う方に特別な知識は必要でありません。意外と電話番号の書かれたカードを持ち歩いている方は少ないのでこの連絡カードの重要性は高いといえます。

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