本棚用の突っ張り棒 徹底比較

同じような突っ張り棒でも、耐圧量や構造をよく見て選ぼう

地震対策によく使用されている突っ張り棒ですが、実はそれぞれの製品ごとに大きな違いがあります。例えば、制圧という耐えられる圧力にも差があります。2tと200kgでは耐えられる圧力に何と10倍もの差が生まれてしまいます。また、突っ張り棒の多くはネジで止めて使用します。このネジが緩んでしまうと通常の場合家具を支えることが出来ません。そのため、一部の製品ではネジが緩んだ際のことも踏まえて、伸縮しにくい仕組みを採用していることがあります。大きな地震に備えるためにはそれ相応の性能を持つ突っ張り棒が必要となります。地震対策の突っ張り棒を購入する際には制圧量や構造などを詳しくチェックして選ぶことをお勧めします。

一番おすすめの突っ張り棒

■ポイント

◎ 耐圧:約2t
◎ ネジがゆるんでも簡単に伸縮しない
◎ 左右2本式
◎ 面で支える
◎ 再設置できる

これは突っ張り棒ダイナという製品です。左右2本のネジでしっかりと固定出来て、他の特徴も全て高性能であるため非常にお勧めできます。耐圧は2tあるので大きめの家具でも支えられる可能性が高いといえます。突っ張り棒の多くはネジで固定する仕組みになっていて、それが緩くなる可能性がネックでしたが、この突っ張り棒ダイナの場合はネジが緩んでも簡単には伸縮しません。緩んでからのことも考慮されている点が優れているポイントです。面で支えることで高い耐久性を実現できます。1度設置したらそれで終わりではなく、再びネジを止めなおすことで再設置可能となっています。安全性はもちろんですが、経済的にも嬉しい突っ張り棒と言えます。

1本式ならこちらがおすすめ

■ポイント

◎ 耐圧:約2t
◎ ネジがゆるんでも簡単に伸縮しない
× 1本式
◎ 再設置できる

これは1本式の突っ張り棒である『ふんばりくん』です。1本式は2本式に比べると固定する力の面で不利となりますが、設置場所によっては1本しか止められないケースもあるのでそういった場合に重宝します。この『ふんばりくん』もネジの緩み対策が取られているので、少し緩んだ程度では簡単に伸縮しません。制圧も2tあるので耐久性に関してもかなり信用できる水準です。一度設置した後も再設置することが出来るので、家具の配置が換わった場合にも安心して使用できます。1本式であること以外はかなり優秀な突っ張り棒と言えるでしょう。1本式であることも配置する場所によってはデメリットにならず、使い勝手の優れた突っ張り棒であることが分かります。

耐圧量、構造に不安

■ポイント

× 耐圧:約150kg
× ネジがゆるむと簡単に伸縮してしまう
△ 前後2本式
◎ 再設置できる

これは家具転倒防止伸縮棒Mという製品です。再設置が可能であるというメリットを持っているものの、制圧は150kgとかなり苦しい水準です。例えば家具自体の重さが30kg程度あれば、大地震際に150kgを優に超える圧力がかかることは十分考えられます。小さな地震であれば大丈夫かもしれませんが、大きな地震への備えとしては厳しいと言えます。ネジが緩むと簡単に伸縮してしまう点も良くありません。突っ張り棒は伸縮すると途端にその役割を果たせなくなってしまいます。2本式ではありますが、前後に止めるタイプなので地震の揺れにはあまり強くありません。総じて大地震への対策としては不安を残す突っ張り棒であるといわざるを得ません。

安いだけの商品

■ポイント

◎ 安い
× 耐圧:約140kg
× ネジがゆるむと簡単に伸縮してしまう
× 1本式
× 再設置できない(ネジでポールに穴開け式)

この伸縮棒は他の突っ張り棒に比べて価格が安いことに特徴があります。ところが、制圧は140kgほどであるため耐久性に不安が残ります。ネジが緩んだ際には簡単に伸縮してしまう上に、ネジでポールに穴を開ける構造になっているのでので再設置できません。再設置できないということは家具の配置を変える際に買い替えなければならないということなので、いくら安くても結局お金がたくさんかかってしまいます。1本式であることも耐久性にマイナスの影響を及ぼしています。このように地震対策を行う製品の中には非常に低価格なものがありますが、実際の地震が起こった際にそれがどの程度役に立つのかという点で不安が残るので、選ぶ際には注意が必要となります。

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