大阪北部の地震での教訓~ライフライン復興の遅さ

大阪北部での地震では、ライフラインの復興の遅さが問題になりました。
これから地震が各地で起こる可能性があり、ライフラインの復興が遅い場合を考えて事前に準備しておく必要があります。

最初に目に飛び込んできたのが、鉄道を歩いている人が多いということです。
通勤手段の電車が止まったので、車を利用できる人は限られていて歩くしかなかったと言えます。
気温が暑いときは、熱中症になることもあるのでバッグの中には常に水分補給ができるペットボトルを用意しておきます。
自分が通っている職場で、電車が止まったときはどのようなルートで行くことができるかもチェックしておきましょう。
どうしても抜けられない業務の場合は、会社の近くにホテルや宿泊所を早めにとっておくという方法もあります。
もしも会社に行けない場合は、ほかの人でも業務がスムーズにできるような方法を考えておく必要があります。
また、現在は在宅勤務のシステムを取り入れている会社も増えています。
通勤できなくても、ネットを利用して在宅勤務ができればいざというときに助かります。
いざというときにスムーズに業務ができるようなシステムを、考えておきましょう。
職場の人全員が、共有できることが大切になってきます。

地震が発生したときにライフラインの復興の遅れで、一番困るのが水道です。
大阪北部の地震で水道の復旧が遅れたのは、老朽化した水道管だったというのも原因です。
日本では、ほかの地域でも老朽化した水道管を使用しているケースが多いので同じようになるケースがあります。

水道については飲み水は命にかかわることであり、トイレが使えないのも不便です。
ペットボトルの水は、必ず3日間くらいは準備しておきましょう。

また、トイレの水を流すためにお風呂の水もためておくと助かります。
赤ちゃんのいる家庭では、粉ミルクも必要なので水はほんとうに大切になってきます。

特にマンションに住んでいる方は、エレベーターが使えなくなると買い物にも行きにくくなります。
自治体で水を配給するシステムはありますが、地域によっては多くの人が並んでいました。

スーパーが営業しても、冷凍食品や飲料水は品薄になります。
なので、水は各家庭で準備しておくことが大切です。
避難所でも飲料水は確保できるので、もしも災害に直面したときに避難所の情報は大切です。

情報については、停電でテレビを見ることができない場合はネットが貴重な通信手段になります。
今回は大手の通信会社が、公衆無線LAN「Wi-Fi」を無料開放しました。

ライフラインの復興が遅くなると困るのが、電気とガスです。
今回は、電気の復興は比較的早く当日3時間後に復旧してガスは4日後でした。
電気とガスはどちらも大切ですが、地震が起こったときのことを考えるとどちらも使用できるようにしておくことが必要です。

オール電化住宅のようにすべてを電気に頼る生活をしている方は、いざというときにガス機器も用意しておきます。
カセットボンベやホットプレートがあれば、ガスが何日かとまったときは便利です。

冷凍食品は便利ですが、電気が長い間止まると困ります。
すぐに食べることができる、缶詰が便利でフルーツの缶詰なら水分補給やビタミンの補給になります。
コンビニでは、おにぎりやカップ麺を買う人が多いですが野菜不足になります。
家庭菜園などで、毎日野菜を作っている方はいざというときに助かります。

冷暖房機器も、ガスと電気と両方準備しておくと安心です。
暑い夏や寒い冬に、エアコンが使えないと健康面でも心配になります。
寒いときはすぐに使用できる、カイロは準備しておきましょう。

災害準備品を用意していても、いざというときは不安になります。
そのようなときに、自治体の人や近所の人と話ができれば安心感があります。

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