大地震の後は転倒防止用の突っ張り棒が品薄になるので早めの購入を

皆様方のおうちでは突っ張り棒が活用されていますでしょうか。地震などによる棚やタンスの崩壊を食い止めるだけではなく、クローゼット内で横に使うことでハンガーかけとしても活用できるこの商品。とても便利ですよね。実は大地震が発生した後はこれらの転倒防止用突っ張り棒が品薄状態になってしまうそうなんです。地震直後品薄になるものとして多くの人は水やカップ麺、保存食品などといった飲食物を想像するかと思いますが、地震の被害を受けあるいは地震の被害状況をマスコミなどを通じて目の当たりにし、次に被害にあう前に震災対策を行おうと考える人が震災対策グッズである突っ張り棒やガラス飛散防止フィルムを購入するということが多いようです。

突っ張り棒と言えば各地のホームセンターやニトリの店舗、通販サイトや100均など多くの場所で目にする機会も多いかと思いますが、それぞれにおいて実は普段それほど多くの在庫を用意しているわけではないようです。どうしても地震対策というと何かしらのきっかけがない限りついつい後回しにしがちな人が多く、普段から準備をするために購入しようと買い求める人も多くないのが現状です。しかし平成最後の年に関西地方を襲った大阪北部地震においてもやはり本棚などの家具が倒れる被害が相次ぎ、そういった実害を受けてか地域のホームセンターでは震災直後から突っ張り棒をはじめとする防災グッズを買い求める客が殺到し品薄状態になってしまったそうです。

これらの震災直後の猛烈な需要の高まりに、普段そこまで在庫を用意していない商品の供給が追い付くわけがなく、各ホームセンターなどの店舗ではもちろんのこと、インターネットなどの通販サイトにおいても突っ張り棒メーカーの生産待ちになってしまい、入手が難しくなってしまうとのことです。元から突っ張り棒などで地震対策を行っている家庭でさえも、古くなった突っ張り棒の機能性を疑い、震災をきっかけに新しい強固なつっぱり棒を入手しようと考えるためその需要はとてつもないものとなります。我々消費者側だけでなく店舗もまた、メーカーから突っ張り棒を入手し品薄状態を脱却するのに一苦労な状態となってしまうのですから、大地震の後は集中的な注文が殺到すると言えます。

気象庁震度階級関連解説表によると震度5弱を超えたあたりから食器類や本などが落ちることがあり、震度5強からはついに固定していない家具などが倒れるような揺れが部屋全体を襲うとあります。事実として大阪府内の広い範囲で震度5弱以上を観測した大阪北部地震では多くの塀や棚が倒壊したようで、5名の方の命さえ奪っております。こうした被害とは逆に各種SNSサイトでは突っ張り棒をはじめとする地震対策を行っていたために少ない被害で済んだ、などの報告もあるようです。こうしたネット社会の影響もあってか、地震の被害の有無大小にかかわらず震災というきっかけで人々の地震対策に対する関心が深まることとなり、突っ張り棒等の品薄状態に拍車をかけてしまうのです。

しかし考えてもみれば、本来地震対策というものは地震が発生する前に日頃から注意を払うべきものであり、大地震が発生して被害を受けてしまったあとに用意するようでは遅いのです。普段地震の発生数が少ないとされていた熊本や大阪でも突如として大きな地震が発生し多くの被害を出してしまったように、災害はいつなんどき我々の生活を脅かすものなのか予測がつきません。ニュースやSNSで地震の被害を目の当たりにしてから焦って購入しているようでは遅いですし、そのころには品薄状態となって購入する機会を失ってしまうかもしれません。今こうして無事に日常を送れている、防災関連グッズがまだ品薄状態に陥っていない今のうちから早めの購入をし、来る大震災に備えておくことが一番重要なのです。

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告(大)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。