今回の記事では、「北海道ふっこう割」について、お話させていただきたいと思います。
2018年の9月6日未明、北海道胆振地方東部を震源とする最大震度7の地震が発生しました。
地震に伴う土砂災害による被害や停電、液状化による被害など、北海道では全道にわたって甚大な被害となりましたが、
ライフラインやインフラのほとんどは復旧し、地元の方は日常生活を取り戻しつつあります。
しかし、まだ解決されていない問題があります。
その問題が、北海道の観光に大きな損害が発生しているという問題です。
北海道は日本有数の観光地として知られ、日本国内からだけでなく海外からも多くの観光客が訪れていますが、
2018年9月の北海道胆振東部地震以降、北海道を訪れる観光客の数は大きく減ってしまっています。
さきほども述べたとおり、北海道においてライフラインやインフラはほとんどが復旧しており、
全道で旅行を楽しめる状態にあります。
そのような状態であるのにもかかわらず、観光客が北海道への旅行を躊躇してしまっているという現状があります。
北海度へ観光客を呼び戻し、復興をさらに進めていくために、観光庁はあるキャンペーンをスタートしました。
そのキャンペーンは、「北海道ふっこう割」と呼ばれるもので、北海道へ訪れた観光客の宿泊料金が割引になります。
これまで「ふっこう割」のような割引は日本各地で行われており、最近では2018年7月に発生した西日本豪雨の被害を受けた
西日本の13府県での宿泊料金が割引になる、「13府県ふっこう周遊割」と呼ばれる復興キャンペーンが2018年10月より行われています。
「北海道ふっこう割」は旅行会社が発売している、宿泊料金の割引を適用した旅行商品を使って旅行することでその恩恵を受けることができるという
形態になっています。
またこの「ふっこう割」だけでなく、多くの旅行会社や航空会社、そしてJRが北海道で安く旅行を楽しめるキャンペーンを実施しています。
日本航空は、「さあ、でかけよう 北海道」と題して復興キャンペーンを行っており、75日前までに予約すれば適用することができる、
「ウルトラ先得」と呼ばれる割引運賃で航空券を購入すると、羽田空港~新千歳空港が片道最安で6400円、伊丹~新千歳が片道最安7600円など非常に安い料金で利用できるほか、最大2万円引きになる旅行商品を販売しています。
また、楽天トラベル、じゃらんなどのホテル予約サイトは、宿泊料金が安くなるクーポンを配布しており、場合によっては
宿泊料金が半額近くになることもあります。(枚数限定)
またJR北海道は、インターネットでJR線のきっぷを購入することができるサイト、「えきねっと」にて購入する事の出来る
「お先にトクだねスペシャル」と呼ばれる割引きっぷの場合、2018年11月20日から12月25日までの間、
仙台、盛岡、新青森駅から新函館北斗駅まで通常の半額以下の価格で東北・北海道新幹線に乗ることができるというキャンペーンを行っているほか、
「ふっこう割」の割引を受けることができる旅行商品を発売しています。
これらの北海道をお得に楽しめるクーポンや商品は、数量限定であるため見逃さないためには常に情報収集をしておくことが重要でしょう。
また、「北海道ふっこう割」は道民の方でも利用することができるので、道南から道北に行くなど、地元から離れた場所を訪れるのも楽しいのではないかと思います。
今回の記事では、北海道ふっこう割についてお話させていただきました。
ふっこう割を使えば、北海道へお得に旅行に行くことができます。
ふっこう割だけでなく、お得にホテルに泊まることができるクーポンがあるほか、安く北海道に行くことができるお得な航空運賃が用意されているので、
この機会にぜひ北海道へ訪れてみてはいかがでしょうか。
北海道へ訪れて旅行を楽しむだけでも、北海道の復興に貢献することができます。
これから季節は冬へと近づいていきますが、冬の北海道には魅力的なスポットがたくさんあります。
11月の3連休、年末年始、冬休み、春休みにはぜひ北海道へ足を運んでみてはいかがでしょうか。