正しく設置しなければ家具転倒防止用の突っ張り棒は天井を貫く

地震の揺れににより家具や天井や壁などの家屋を傷つけないためや避難路を確保したり、
割れた食器類やガラス等から身を守るためには転倒防止突っ張り棒のような器具で予防するのは効果的な手段になります。
しかしながらこういった予防グッズは正しい位置にただしく設置しないと十分な効果は得られず逆に家屋を傷つけてしまう場合があります。
2018年6月18に発生した先の大阪北部地震でも激しい突き上げによって天井をつい破ってしまい大きな穴が空いてしまったり
突っ張り棒が外れていまい家具が転倒してしてしまったといった報告が多くあります。
突っ張り棒を設置する場合は家具の木材や天井の厚さ、設置状況などをあらかじめ確認し
取り付けることが非常に重要となります。

突っ張り棒の設置位置は、薄い天井板ではなく、梁の入った場所であることが重要となります。
天井は梁の下に天井板を取り付けてある構造で梁と天井板の空いたには空間があり、一般的には断熱材などの柔らかい素材で埋められています。
また天井板は天井は基本的にはただの薄板のため耐久力が弱く、上下から強い力がかかると割れたり穴が空いたりしてしまいます。
地震の際に突っ張り棒が天井を突き破ってしまうのは耐久力のある梁に沿わせて設置しておらず耐久力の弱い天井板のみの真下に設置していることが大きな原因です。
そのため突っ張り棒を設置する場合は天井のどの部分に梁が通っているかを確認し、その梁に沿った位置に取り付けることが必要です。

突っ張り棒は天井と家具を点で支えており地震が発生した際は一点に大きな力がかかり、梁に合わせて設置していない場合は天井に穴が空いてしまう原因となります。
しかし家具の設置状況や大きさ、住宅環境、実際にどこに梁があるのかがわからない場合など梁の真下に家具を置くことが難しい場合がおおくあります。
その際はホームセンターなどで販売されている厚手の板を突っ張り棒と天井の間にかませて設置することで対策を行うことができます。
こうすることによって天井と突っ張り棒が「点」ではなく「面」で接地することとなり地震が発生した際などに大きな力がかかった場合でも
一点に力が集中することなく力を分散させてくれるため天井を保護してくれます。

しかし天井と突っ張り棒の間に丈夫な板をかませるなどして対策を行なっていてもやはり点の突っ張りでは薄い板を貫いてしまう場合があります。
天井板そのものが薄く対策自体に効果がない場合や十分な厚さの板をかませていない場合、強い縦揺れが続いた場合などは天井を突き破ってしまう可能性は高くなります。
板をかませる方法は一枚余分なものを挟むこととなるため設置方法が十分でなくなってしまう場合があり
地震の揺れの種類や長さによっては板がずれてしまい十分な効果を得られなくなってしまうことにつながる場合もあります。
また既製品外のものを取り付けることとなるため見栄えもあまり良くなく室内の雰囲気を壊すことになるかもしれません。

転倒防止の突っ張り棒は二本の棒を左右にそれぞれ取り付けるタイプが一般的ですが
最近では上下の接地面が大きなものにしてあるものやあらかじめ上下に大きな板を取り付けてある突っ張り棒も販売されています。
https://item.rakuten.co.jp/kagudoki/buo1004833/
こういった面で支えるタイプのものは接地面も大きく点で支えるタイプのものに比べて外れにくくより大きな力にも耐えられるようになっています。
また取り付け取り外しも楽にでき設置自体による天井や家具の傷つきも防ぐことができます。
住宅環境や設置する額の種類や位置によってこういったタイプのものを使い分けることも転倒防止には重要となってきます。

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告(大)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。