2018年10月22日に台風26号発生

震度7に耐えた本棚

今回の記事では台風26号、および過去10月に発生した台風ついて、お話させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
2018年の10月22日、マーシャル諸島近海にて台風26号が発生しました。
台風の名称は「イートゥー」で、この名称は中国における民話に登場する、「月兎」を意味しています。
この台風の進路は2018年10月22日午後6時現在、24日15時にはマリアナ諸島に接近し、その後小笠原諸島の南に近づく予報となっています。
また台風の勢力は2018年10月22日午後6時現在で中心気圧996hpaとなっていますが、時を経るにつれて勢力はさらに強まっていく予想となっています。

台風26号の勢力は、23日18時には980hpaまで発達、さらに25日15時には935hpaと非常に強い勢力にまで成長する予想となっています。
台風26号の気になる日本国内への影響についてですが、現時点での予報では台風の予報円は非常に大きく、
どのあたりを通るかはまだはっきりとは分かっていませんが、予報円の北側を通る場合、小笠原諸島近海に近づくため、
小笠原諸島では台風によるうねりや高波が発生する可能性があります。
また各国による台風の予想モデルをまとめたウェザーニュースの記事によると、今後の進路はいまだ未確定ではありますが、
ジェット気流による影響で台風は日本の東側にそれ列島へ接近する可能性は比較的低いと見られているようです。

ここからは、過去10月に発生し日本列島に上陸した台風について、いくつかご説明させていただきたいと思います。

●2017年台風21号(ラン)
2018年10月22日現在、最も最近の日本列島へ上陸した台風は、2017年の台風21号です。
この台風は10月16日にカロリン諸島にて発生し、その後日本列島へ向かって北上し、
23日午前3時には静岡県掛川市に強い勢力を保った状態で上陸しました。
上陸後は神奈川県、東京都を通過し、23日の午前9時頃温帯低気圧となりました。
台風による被害は死傷者数10人と、10月にしては大きな被害となった台風でした。
この台風は1990年台風28号、1967年台風34号についで日本列島へ上陸した日が遅かった台風です。

●2014年台風19号(ヴォンフォン)
この台風は10月3日マーシャル諸島にて誕生し、始めは太平洋上を北西の方向へ進み12日頃に沖縄本島へ接近、
通過後、進路を東寄りに変え、日本列島へ向けて進み、13日午前8時半頃に鹿児島県枕崎市に上陸しました。
その後13日午後2時半頃に高知県宿毛市付近に、また午後8時過ぎに大阪府泉佐野市に再上陸した後、
近畿、東海、関東地方を通過し14日早朝に福島県南相馬市から太平洋上へ抜け、14日午前9時に温帯低気圧となりました。
台風による被害は死者3名、負傷者94名となりました。
またこの台風ではJR西日本が初めて計画運休を行い、台風が最接近する前に京阪神エリアの在来線列車の運行を取りやめました。

気象庁ホームページの、「台風の上陸数」のページ(https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/landing/landing.html)
を見ると、10月に日本列島に上陸している台風は2010年以降は3個、2000年代は4個あり、2004年、2014年には2個の台風が10月に
日本列島に上陸していたことが分かります。
今回の台風26号も日本列島へ上陸する可能性が全くないとは言えませんし、2017年の台風21号では大きな被害も出たため、
10月と言えども侮らずに台風に対する備えをしておくことが重要ではないでしょうか。

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