京都の楽しく学べる防災イベント

京都での防災イベント

京都は近年大きな災害に見舞われていませんが、1995年の阪神淡路大震災の際には震度5を記録したり、ゲリラ豪雨で川が氾濫したりと決して災害と無縁の都道府県ではありません。そもそもこの地球上で災害に100%見舞われることがないといえる場所は無いのかもしれません。京都の防災イベントの大きな特徴は小さな子供を対象としたイベントが多いということです。内容も斬新なものが多く、参加者を募りやすくなっています。防災イベントの開催場所としては学校がよく選ばれており、視聴覚室など学校の設備を利用したコンテンツも多くの子どもの心をつかんでいます。最新の映像設備を使用したブースなどがこれからも追加されていくかもしれません。

ゴールデンウィーク防災フェスタ

京都で開催されている大きな防災イベントの1つが「ゴールデンウィーク防災フェスタ」です。このイベントでは「ぼうさい電波教室」や「ぼうさいラジオ教室」などのコンテンツが用意されます。この2つの教室は互いに関係しており、最終的には防災ラジオの製作を目指します。電波に関して学べる防災イベントは珍しく、電気系統の機器に興味のある子供たちにもおすすめです。「ぼうさいラジオ」の方は予約が必要となっているので注意が必要となります。その他にも防災人形劇、ぼうさいビンゴ、ぼうさい大声チャンピオン大会など楽しめる催し物が目白押しとなっています。ぼうさい大声チャンピオン大会に関しては上位入賞者に記念品がプレゼントされます。小学生の低学年以下の子どもたちに向けて「あつまれ!キッズ・ファイヤーファイター」という企画も用意されています。このように遊びながら学べる要素を充実させていることはこのイベントの大きな特徴と言えます。

防災フェア

京都で1月に開催されることが多いのが防災フェアです。このイベントは子ども防災教室や避難所設営体験会などで構成されています。子ども防災教室では消防音楽隊防火コンサートや防火かるた大会などが実施されます。教室という名は付いていますが、その内容は楽しむということに重点が置かれており、気軽に参加出来るイベントとなっています。避難所設営体験会はその名前からも分かる通り、避難所の設備を体験することができます。段ボールなどで簡易的な仕切りシステムが作成されているのが特徴です。その他にも防災紙芝居大会や非常食試食コーナーなどが用意されており、飽きさせない工夫が各所に見受けられます。非常食試食コーナーでは普段の生活で食べることの少ないアルファ化米を食べることが出来ます。これらはこの防災フェアにおいて定番の催し物であり、他にもその時々の目玉となる出し物があります。それもこのイベントの醍醐味の1つとなっています。

BOSAIスプリングフェスタ

京都で春ごろに開催されるケースが多いのが「BOSAIスプリングフェスタ」です。このイベントでは防災ミュージアムや防災学習会、ファミリークラフト教室などが企画されています。防災ミュージアムは京都大学防災研究所にある「防災ミュージアム」の展示物をこの会場へと持ってきて展示しています。防災研究所に行ったことのない方にとっては新鮮な展示と言えます。防災学習会は防災ミュージアムの展示物を使用して実験やクイズなどを行う企画となっています。学習会と名がついていますが、楽しみながら学ぶことに重点が置かれているので安心です。ファミリークラフト教室では地球儀の形をしたペーパークラフトを協力して作っていきます。単に地球儀を作るだけでなく、世界の地震分布を学べるようになっています。地震分布は子どもだけでなく大人にとっても勉強になること請け合いです。他にも防災を意識した迷路などが用意されており、楽しみ方は非常に幅広いです。

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