福岡の楽しく学べる防災イベント

福岡県での防災イベント

福岡県は九州最大の人口を誇る都道府県です。九州地方では2016年4月に熊本地震が起こり、防災への意識が高まっています。もちろん、近年の日本で最大の被害を及ぼした2011年の東日本大震災も防災について考える機会を生んでいます。福岡県の防災イベントの特徴は消防署の協力体制が整っていることです。多くのイベントに消防車などが展示されるなど、本格的な体験が出来るイベントが非常に多くなっています。福岡県の消防署は救助や火災の消火などでなく、県民に防災への認識を深めてもらうことも大切な業務と考えているということです。これは県を挙げて防災に取り組んでいる証でもあります。福岡市消防局のマスコットキャラクターとしてファイ太くんもいます。

来て!見て!体験!消防たい(隊)

福岡市では「来て!見て!体験!消防たい(隊)」というイベントを開催しています。これは消防署の庁舎を解放したイベントになっていて、消防署の様々な機器を使用した体験コーナーがいくつも用意されています。具体的な内容としてはちびっこはしご車試乗体験、ちびっこレスキュー体験、防火衣着装や放水体験など様々なものが用意されています。このイベントの凄いところは地区ごとに開催されているということです。博多消防署、南消防署、東消防署といったようにそれぞれの消防署が開催してくれるので非常に参加しやすくなっています。特にはしご車で高いところまで上げてもらうという経験はなかなかできません。防災への意識を高めると同時に消防士の方々の活動について学ぶことが出来るイベントになっています。博多消防署を始めとして駐車場がない消防署が多いので参加する際には徒歩か、公共交通機関を利用することが推奨されています。詳しくはホームページをご確認ください。

市民防災の日イベント

福岡市には市民防災センターがあり、様々な防災に関するイベントを主催しています。その中の1つが「市民防災の日イベント」です。これは平静17年3月20日に発生した福岡県西方沖地震を踏まえて開催される防災のイベントであり、楽しみながら防災への意識を高められるものとなっています。内容は防災講話、非常持ち出し品の展示、はしご車の市場などで構成されています。地震体験や消火器体験、火災体験など体験コーナーが充実している点もポイントです。このイベントではファイ太くんとビンゴ大会という催し物も用意されています。こういった楽しみを用意してくれていることで子どもたちがぐっと参加しやすくなっているのも特徴です。他にもペーパークラフト消防車を作るコーナーもあります。このイベントの目玉は防災講習とされており、楽しい催し物が色々とあることで防災講習への参加人数が多くなっているという効果も少なくなく、多彩な工夫が見受けられるイベントと言えます。

春の火災予防運動イベント

福岡県では「春の火災予防運動イベント」を開催しています。火災は地震の際の被害を拡大させてしまう恐れのある要素です。火災の被害を抑えることは地震の被害を抑えることにも繋がっていきます。このイベントの目玉となっているのがこんろ火災の消火実演です。ガスコンロを使用している最中に地震が起こった場合速やかに火を止める必要がありますが、何らかの理由でそれが遅れてしまった場合は急ぎ消化をしなくてはなりません。しかし、こんろ火災の際にどのような状態になって、どんな対応が必要かは意外と知られていません。そこでこのイベントでは実際にこんろから出火させて消火を実演します。もちろん、安全をしっかりと確保した上での実演なので安心してその様子を見ることが出来ます。他にもはしご車の試乗や消防音楽隊演奏などが用意されています。地震、火災、強風などといったことの体験も出来るなど、幅広いコンテンツがあるイベントとなっています。

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