ペットのために地震を想定する

犬のための災害時の備え

犬は室内で飼っているか、屋外で飼っているかで大きく変わりますが、地震の際に最も危険なのは落下物と火災です。落下物はケージ(犬小屋)が頑丈であれば一定の安全性を得られます。犬の餌は基本的に保存が利くので少し餌を多めに用意しておけば、避難生活にもある程度対処することが出来ます。ただし、水が止まってしまうと大変なので買い置きしておくと安心です。ケージの無い室内犬の場合、地震のあとの余震においても危険を伴うので一度目の地震が収まった後に速やかに机の下などに移動させましょう。地震の際の火災が危険なのは人間も犬も同じです。ガスコンロのそばに油など燃えやすいものを置かない様にして万が一に備えておくことが大切です。

猫のための災害時の備え

猫はケージが基本的にないと考えられるので落下物に気を付けておく必要があります。こちらも余震に備えて机の下に潜り込ませておくことが重要です。餌に生ものが含まれる場合、それは避難生活の中で日持ちしないことに注意しておきましょう。出来れば日持ちするタイプの餌も買い置きすると安心できます。猫は比較的衝撃に強く、少し高いところから落ちた程度では平気であることも多いです。一方で食器の破片など体が切れてしまうタイプのダメージには弱いことにも注意する必要があります。猫の中には家から知らないうちに抜け出してしまう子もいるので、災害の際にはまず猫がどこにいるかを把握する必要があります。ものともせずに家に帰ってくることも少なくありません。

うさぎのための災害時の備え

うさぎはケージやキャリーなどで飼っている方が多いですが、うさぎのケージは犬のものに比べて耐久性が低いです。重いものが落ちてきたらまず壊れてしまうと考えておきましょう。そのため、うさぎのケージの近くには落ちてきたら危ないものを置かないようにしましょう。犬や猫に比べると突然の餌変更に対応しにくいこともあります。そのため、普段食べている餌のストックを多めにしておくことをおすすめします。水に関してもうさぎは専用のものが必要となる可能性が高いです。可能であれば食器類も避難所に持っていけるようにしておくと安心です。うさぎは犬や猫以上に環境の変化に弱いこともあるので、出来るだけ環境を変えないようにそういった配慮が求められます。

鳥のための災害時の備え

鳥かごは外部からの刺激に弱く、重いものが落ちてきたら簡単に壊れてしまう可能性が高いです。そのため、鳥かごの付近には重いものを置かないようにすることをおすすめします。鳥が他の動物と違うところは地震の衝撃の中で脱走してしまう恐れがあることです。鳥が外へと飛び立てば建物などの下敷きになってしまう危険性は下がりますが、無事でいる可能性は決して低くありません。また、脱走してしまうとその後鳥が帰ってくる保証はありません。どうしても外に飛び立ってしまうのが嫌であれば、ある程度頑丈な鳥かごを用意しておくことをおすすめします。鳥用の餌は災害時に手に入らない恐れもあるので、念のためたくさんのストックを用意することが備えとして重要となります。

災害対策を兼ねたケージ

ケージで飼っている動物にとってはケージの耐久度が安全性に直結します。ケージの耐久性は基本的に大きさや価格に比例しています。頑丈なケージは重いので普段は少し不便かもしれませんが、災害への対策を踏まえれば頑丈であることは非常に重要と言えます。ケージは避難所に持っていくことが難しいのでキャリーなどを用意しておくのも有効です。ただし、キャリーはかなり小型の動物でないと持ち運びにくい点にも注意が必要です。災害時にはケージに落下物が当たることも考えられます。重いものが落ちてくるとケージの中の動物にも大きなダメージが発生してしまいます。そのことを踏まえてケージの周囲には重いものを置かないことをおすすめします。

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