外出時に地震が起きた際の安全な場所

安全な場所は、学校、公園、広場、農地

南海トラフ地震等が警戒され地震に注目されている今日ですが皆様は地震が発生した際にどこに逃げればよいかご存知でしょうか。
自宅にいる際は机の下に隠れるなど皆様周知の事だと思いますが、外出時はどこに避難すればよいのでしょう。
一般的に比較的安全と言われている場所は広い場所、倒壊する恐れの建物がない場所、落下物のない場所と言われています。
この条件に合致するのが、学校、公園、広場、農地などがあります。
学校は地域の避難場所に指定されていることもあり真っ先に避難先として頭に浮かぶと思います。
外出時すぐに近隣に学校があり避難できる場合はいいのですがそれ以外の時は公園、広場などで地震がおさまるのを待ち避難するようにすると良いでしょう。

危険な場所は、市街地、住宅街、道路

安全な場所について説明しましたが逆に危険な場所とはどこになるのでしょうか。
市街地、住宅街に関しては先ほど安全な場所について説明した倒壊する恐れのない場所、落下物のない場所の条件から当てはまらなくなってきます。
一度家の近く、会社の近くの状況を想像してみましょう。地震が発生すると窓ガラスが割れたり揺れにより建物の中の家具等が飛び出してくる恐れがあります。
また倒壊、火災が発生するなど危険は多く存在しています。
道路に関して説明しますと、まず走行中の車が地震によるパニックでとまれず交通事故を起こす可能性があります。また地盤の液状化現象等により地割れが起きてしまう可能性も考えられます。このようなことから地震発生時に上記場所にいた際は即座に避難することをお勧めします。

以外に危険な場所は、神社、お寺、車が密集している駐車場

一般的に危険な場所について説明しましたが次に意外に知られていない危険な場所について説明していこうと思います。
まず神社、お寺が危険な場所として挙げられます。建物から離れた緑地など広い場所は安全な避難場所と利用できる可能性があります。
しかし神社やお寺の建物に近い場所にいますと瓦が落下してきたり、灯篭等が倒壊したりと危険が多くあります。避難する際は建造物から離れた場所に待機するのが安全でしょう。
次に車が多く密集している駐車場です。駐車場自体は落下物等もなく安全に思われますが停車している車が危険なのです。
地震によって何らかの拍子に車が動いてしまい他の車と接触をおこしたりしガソリンやオイルが漏れ火災が起きるといった可能性が考えられます。
ニュース等で地震の際に車が火災を起こしている状況を一度はご覧になったことがあると思います。
近くに駐車場があり避難する際は車の台数などにも注目するようにしてください。

海辺の町では高いところへ避難

東日本大震災にて津波により甚大な被害を受けて事は皆様ご存知の事と思われます。地震による被害もありましたが巨大な津波があっという間に街に流れ込み
建物や車、人などを飲み込んでいく状況をテレビでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
一般的に津波の高さが2mを超えると木造の建造物は全面倒壊すると言われています。つまり海辺の町に住んでいる方が地震が発生し家で避難をしていてそこに津波がやってくると二次被害にあう可能性が高いのです。また津波の速さは水深が深いところではジェット機などの飛ぶ速さ、水深10mほどの浅いところでも時速40km程の速さで押し寄せてきます。ですから地震が発生時津波警報が発令された際は急ぎ津波避難場所に指定されているビルや高台などに避難するようにしてください。

山では崖崩れ、土砂崩れに注意

熊本地震が発生した際に土砂崩れにより建物が飲み込まれているのをご覧になったでしょうか。地震の際に掛け崩れ、土砂崩れが起きる可能性は十分に考えられることなのです。
土砂崩れ、掛け崩れに対し私たちは事前に備えることとはなんなのでしょうか。それは各自治体が作成しているハザードマップについて知っておくことです。
自治体が土砂災害の危険性がある場所に関して危険性を記した看板等を設置するように義務付けられています。日頃からそういったものを見ておくことで自分の周りのどの場所が危険なのか知っておく事ができ、実際に地震が発生した際にはその場所に近づかないようにすることができるのです。また土砂崩れが起きる際には異様な音がしたり異臭がしたりすると言われています。このようなことも頭に入れていることで異変にいち早く気づき早急な避難へ繋げることができるのです。

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