地震でリスクの多いマンション生活

必要以上に強い、高層、揺れ

マンションと言えば一種のステータスではないでしょうか。
見晴らしがよく、開放的な気分になれます。高層階などでは特にその傾向が伺えます。最上階に住んでいるんですよ、と自慢げに話す奥様の一人や二人お目にかかったこともあるでしょう。
そんなマンションですが、地上から高ければ高いほどリスクが増えるのも事実です。高層、揺れはすさまじいらしいです。
構造上の理由もあるでしょうが、現実にその揺れを体験すると恐怖のあまり腰を抜かすかもしれません。
しかし、地震の際はパニックになっている場合ではないです。一刻も早く避難しなければならないからです。
とは言うものの、高層階では地上にたどりつくのに時間がかかります。もし、エレベーターが停止していたらどうするのでしょうか。
また、階段の電気が消えていたらどうすればいいのでしょうか。

マンションのための防災

たとえマンションの高層階に住んでいても、地震のリスクは免れないです。むしろ、リスクは高まります。
万が一に備えて、防災を学ばなければなりませんが、単なる防災では歯が立ちません。高層マンション特有の構造、システムに配慮し、マンションのための防災を一人一人が取り入れなければなりません。
例えば、地震の際、いかにスピーディーに地上に脱出するか、必要以上に強い揺れに対する免疫を日頃からいかにして作るか、など、万が一の揺れに対して落ち着いて行動するためのマンション用マニュアルを各人で作っておかなければなりません。
そうすれば、速やかに避難できるようになると思います。
高層階だと、エレベーターばかり使ってしまいますが、あえて階段を使って慣れておくことも重要です。

高層階から地上への避難方法

では、具体的な避難方法について見ていいきます。
高層階では、地震の際、まずエレベーターは使えなくなると心得ておきたいです。なぜなら強い揺れにより停止をする可能性があるからです。また、例え、使えたとしても乗っている最中に停止し、閉じ込められるリスクもあるからです。したがって高層階からの避難では、エレベーターは使わないようにしましょう。
そうなると使用できるのは階段だけです。
しかし、階段も安全かと言えばそうではないです。
なぜなら、停電により階段付近の電気が消えている可能性があるからです。
しかし、これは各人で対策できるでしょう。
部屋に懐中電灯を備え付けておけばいいだけです。
そして、いざ避難する際には懐中電灯を持って階段に向かっていくべきです。

情愛を共有する避難生活

避難生活とは十分な食料も供給されず場合によっては水さえも得られないかもしれません。
衣食住に障害がある状態で己を維持することは困難です。普段はマンションで暮らしていた分、避難生活では相当なストレスがかかることでしょう。しかし、避難した人、一人一人が協力して物事を少しずつ進めていく、ということは不可能ではありません。阪神淡路大震災、東北地方太平洋沖地震、などではそんな光景が多数見られました。
それらを教訓に、個人レベルで情愛を意識し、感謝の気持ちを忘れないようにする、ということが避難生活では必要とされるのではないかと思います。
とは言うものの、これらは衣食住が整って始めて認識されるものです。
まずは、万が一の避難生活に備えて、マンションの部屋に食料、衣類など最低限のものは準備しておかなければなりません。

協力して災害を乗り越える

大きな地震では心身ともに疲労します。
マンションライフで満たされつつあった充実感も一瞬で消え去ります。
それは衣食住が十分ではないからでもあります。
また、避難生活などでは見知らぬ人が隣で寝ているわけです。いつもとは違う生活に疲れてしまうのは当然のことです。しかし、そんな人たちのなかには、お互いに協力していこうという気持ちをもって仲間意識を形成していこうと奮闘している人もいます。
マンションの住人で普段ならしゃべることもなかった人たちとコミュニケーションをとり、また、普段ならしなかったような作業を通して、自分では気がつかなかったありがたみや協力の精神、感謝の気持ちが芽生えるのです。
そんなとき、マンションコミュニティーに対する新鮮な気持ちが現れ、新たな価値観が生じます。
確かに、災害は心身ともに疲労するものですが、それはみんな同じであり、だからこそお互いに協力し、助けあって復興に向かわなければならないのです。

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