兵庫の楽しく学べる防災イベント

兵庫県での防災イベント

兵庫県は1995年に発生した阪神淡路大震災によって大きな被害を受けました。今となっては多くの場所が復興を果たしていますが、その災害が県に与えたダメージはあまりにも甚大なものでした。そのような事情から特に防災への意識が高い県の1つとされています。地震の恐ろしさ、復興への歩みなどを若い世代に伝えていくような防災イベントが多く開催されているのも大きな特徴です。阪神淡路大震災の被害からの復興がひと段落したことで少し防災への意識が落ち着いたと言われることもありましたが、2011年の東にっほん大震災によって日本の様々な地域に被害が発生したことで、再び防災への意識が高まっていきました。この意識の高まりを一過性のものにしてはいけないと考え、色々な防犯イベントが開催されることにも繋がっています。

宝塚防災ラジオウォーク

兵庫県宝塚市では「宝塚ラジオウォーク」を開催しています。このイベントではFMラジオで防災特番を聞きながら様々な場所をめぐっていくという内容になっています。阪神淡路大震災の被災復興箇所や避難所、歴史スポットなどを辿っていくので防災意識が高まること請け合いです。防災イベントでありながら運動不足解消やリフレッシュにも役立つところが大きなメリットとなっています。ゴール地点では自衛隊が用意してくれた足湯や炊き出しが用意されています。まさに至れり尽くせりの内容と言えます。阪神淡路大震災で被害を受けた場所の多くは既に復興を完了させています。しかし、どういう被害にあったのか、どういう経緯で復興していったのか、そういったことは必ずしも全ての方が知っているわけではありません。そのことを伝えていくこともこのイベントの大きな目的の1つです。参加者は老若男女幅広く、人気の防災イベントとして広く認識されています。

兵庫区総合防災訓練/安全安心フェア

兵庫区で開催されているのが「兵庫区総合防災訓練/安全安心フェア」です。このイベントは防災訓練と体験ブースが一体となっており、市民の多くが楽しみながら防災への意識を高められるようになっています。子ども消防服着用体験、給水タンク体験、土石流模型型実験、段ボールベッド体験などが用意されています。段ボールベッドは実際の避難において使用されることの多い物の1つであり、意外と体験できるブースを用意しているイベントは少ないです。他にもキャリーマット体験やリヤカー体験など非常に充実しています。このイベントの目玉ともいえるのが体験型アトラクションです。これは体育館にて実施される催し物であり、非常に凝った作りのアトラクションとなっています。このアトラクションに参加するには事前の予約を行っておくことをお勧めします。ただ、予約をしていなくても参加者に余裕があった場合は参加できる可能性もあります。希望される方は体育館のところに行ってみましょう。

1.17ひょうごメモリアルウォーク

阪神淡路大震災が発生した1月17日に「1.17ひょうごメモリアルウォーク」を開催しています。このイベントでは震災によって交通機関が途絶してしまった際の追体験を行うことを目的としています。緊急時の避難経路や救援路などを知ることが出来る重要な機会となります。それだけでなく震災モニュメントを巡ったりすることで震災への意識を高めることが出来ます。かつて大地震に見舞われた兵庫県だからこそのルートになっていることも重要なポイントと言えます。実際に地震を経験した方々の話を聞く絶好の機会でもあります。神戸市にお住まいの方は家族でそろって参加することで災害時の集合場所を決めることも出来ます。災害が発生した際に家族や友人と集合できないことは大きな不安へと繋がってしまいます。そのためこういった機会に集合場所を決めておくことをおすすめします。一か所では震源によっては集まれなくなるので予備の場所も決めておくと安心です。

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