神奈川県での防災イベント
神奈川県は日本でも有数の人口を抱える都道府県の1つであり、たくさんの建物があるだけでなく海とも接しています。災害の際にはたくさんの方が避難を行うことになると考えられます。神奈川県では県や横浜市が積極的に防災イベントに取り組んでいます。神奈川県の防災イベントの特徴として対象とする年齢ごとにその内容を変えていることがあげられます。小さな子どもを対象とするのか、中高生くらいを対象とするのかでも内容が異なるので新しいことが学べる仕組みになっています。中にはシニア世代を対象としたイベントも開催されていることもあります。まさに世代を超えて様々な方が防災イベントに参加しやすいように配慮されているといえるでしょう。
夏休み親子防災教室
神奈川県では夏休み頃に「夏休み親子防災教室」を開催しています。このイベントでは消防車への試乗や放水体験、地震体験などが行えるようになっています。地震体験においては震度7まで体験することが出来、実際に消防車も来ることから本格的な防災体験が出来る仕組みが施されています。親子イベントらしく防災家族会議という企画も用意されているのが特徴です。いざという時に解けにくい結び方を教えてくれる教室など、子どもから大人まで「なるほど」と思える催し物がたくさんあります。毎年2日にわたって開催されることが多く、日程を合わせやすいのもメリットです。親子だけでなく、孫と祖父母といった組み合わせで参加するのもおすすめです。このイベントでは実践の部分だけでなく、防災への興味という点も重視されています。例えば放水体験は実際の災害の際に行うことはないかもしれませんが、放水体験を通じて災害や防災というものに関心を持てるようになっています。
ミニ防災教室
防災イベントに参加したくてもなかなか日程が合わないという方におすすめなのがミニ防災教室です。これは4月から7月までの間に月2回ずつ開催されているイベントであり、応急措置などについて学ぶことが出来ます。大規模なイベントと比べるとコンテンツは多くありませんが、AEDを用いた心肺蘇生法や止血、骨折の応急措置などを本格的に学べるようになっています。予約制になっているので事前に申し込んでおく必要がありますが、逆にいざ参加してから混雑して入れないということは無いので安心です。各回の定員は20名であり、先着順となっているので希望する方は早めに申し込んでおくことをおすすめします。開催時間は毎回13時から14時までとなっています。他のイベントに比べると会場も内容もコンパクトになっていますが、その分実践面に絞られているのも特徴です。防災だけでなく全般的な救助に興味のある方も参加してみることをおすすめします。
中高生のための防災基礎講座
神奈川県では中学生や高校生になるとさらに高度な防災体験が役立つと考えて、中高生に向けた防災基礎講座を開催しています。このイベントでは本格的な応急手当の体験や災害疑似体験などを行えるようになっています。いざ災害が起こった時に中高生が能動的に行動できるかどうかが非常に重要となります。ここでの体験はより実践的になっているので、非常に大きな経験となります。参加料金は無料なので気軽に参加できます。毎年夏休みのお盆明けくらいに開催されています。本格的な設備で災害の疑似体験が出来、災害に対して意識を高めることが可能です。夏の暑い時期に開催されるイベントなので、忘れずに飲み物を持っていくことをおすすめします。講義も開かれていますが、先に災害の体験をしておくことでその内容が強くリアリティを持って伝わってきます。体を動かして体験するコンテンツが多くなっているので、参加する際には動きやすい格好をしていきましょう。