楽しい防災イベントで学べる
災害に備えておくことの重要性は多くの方が理解していますが、実際に何かをしているという方はそれほど多くありません。そこで国や自治体、民間団体では楽しみながら学べる防災イベントを開催しています。楽しいと感じてもらうことが出来れば印象に残りやすく、今後の防災イベントに参加してもらえる可能性が高まることから、この「楽しさ」を重視しているケースも少なくありません。例えば完全に安全が確保された状態で、地震の揺れを機械で体験するといったことも「やってみたい」という方の多いイベントの1つです。最近では防災に関連したゆるキャラなども登場しており、防災を出来るだけ身近にするための取り組みが色々と考案、実践されています。
防災を楽しめるアイデア
防災と言えば大変なもの、手間のかかるものというイメージがあるため、楽しめるようにする上で様々なアイデアが採用されています。例えば防災グッズを作成するというのは親子連れから人気となっている防災イベントの1つとなっています。実際に作成した防災グッズを使用するということだけでなく、防災グッズづくりを通じて防災への興味を持ってもらうことが大きな目的です。防災イベントにおいては講座がよく開かれています。しかし、長々と難しい話をしたとしても余程興味のある方以外は関心を失ってしまう恐れがあります。そこで講座をアニメにしたり、クイズ形式にしたりと見ている方が飽きないように工夫がなされているケースが多々あります。
子どもの防災意識
子どもたちの中には災害のニュースをテレビで見たことのない子もいます。災害の怖さを知らない子どもに災害の恐ろしさを教えるのは難しいことではありませんが、防災イベントがそればかりだと恐怖心が植えつけられるだけになってしまいます。そこで子どもたちが好きなキャラクターなどにも防災イベント参加してもらう取り組みが進められています。子供のうちから防災への意識を高めておけば将来的な備えなどを行う可能性も高まります。また、大人と子供の両方が楽しめる防災イベントが開催される機会も多く、気軽に防災を学ぶことが出来ます。こういったイベントへの参加料は得てして格安に設定されているので、誰もが参加しやすいようになっています。
2017年の防災イベント
2017年にも様々な防災イベントが開催されました。中でも9月に千代田区麹町スクワール麹町で開催された「わくわく防災体験教室親子で楽しく学ぶ防災対策~防災シンポジウム2017~」は非常に好評だったとされています。このイベントでは防災に関する講座だけでなく、防災グッズつくり、消化や地震及び応急の体験などたくさんの催し物がありました。他にも日常生活での事故防止のための学習やバッテリーカーへの乗車などまさに盛り沢山の内容でした。これほどまでのイベントを行うには相応の設備が必要になりますが、年に何回かは大きなイベントが開催されているので興味のある方はTEAM防災ジャパンのホームページを是非ともご覧ください。
2018年の防災イベント
2018年にも様々な防災イベントが開催されます。特に大規模なのが9月に開催される「しんじゅく防災フェスタ2018」です。これは都立外山公園と新宿スポーツセンターにて開催されるイベントとなっています。屋外イベントとして「イザ!カエルキャラバン!」という子供向けの防災体験が用意されています。この名前からも分かるようにあくまで楽しみながら防災体験が出来るところが魅力です。その他、起震車、はしご車、消火訓練など実際に体験できる催し物が多数用意されています。入場は無料であるため、誰でも気軽に参加しやすいイベントといえます。ボランティアも募集されているので興味のある肩は是非ホームページにアクセスすることをおすすめします。