大阪の楽しく学べる防災イベント

大阪での防災イベント

大阪は言わずと知れた近畿地方最大の人口を誇る都道府県です。1995年の阪神淡路大震災では近隣の兵庫県と同様に大きな被害が出た街も少なくありません。大阪市の中には阿倍野区のように防災センターが設置されているエリアがあり、防災イベントの主催となるケースも多いです。防災センターには様々な防災設備があり、防災イベントの際にはそれらが大活躍を果たします。大阪では子どもはもちろん、小さな子どものおられるお母さんやお父さんに向けた防災イベントも開催しているのが大きな特徴です。いざというときにどうすれば良いのか、自分の子どものために何が出来るかなどについて知ることが出来ます。防災イベントの種類が多いのも特徴と言えます。

パパ、ママの応急手当教室

大阪の阿倍野防災センターでは「パパ、ママ、応急手当教室」が開催されています。これは乳幼児や小児を育児しているお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんを対象とした防災イベントです。子どもと一緒に学べる防災イベントは全国各地で開催されていますが、親御さんに特化したイベントは比較的珍しいものとなっています。内容は心肺蘇生法、AEDの使い方、止血の方法など多岐にわたっています。震災による怪我はもちろん、日常生活の中で起こりうるトラブルに対処する意味でも非常に有用です。参加費は無料で定員は30名なので参加したい方は早めに申し込んでおくことをおすすめします。親や祖父母でなくても小さな子どもたちと関わる機会の多い方にとって大いに役立つ内容になっています。そのため、保育士さんやキッズスクールの講師の方なども参加することがあります。毎年開催される日時は異なりますが、概ね5月頃であることが多くなっています。

ジュニア・レスキューチャレンジ

毎年ゴールデンウィークくらいの時期に開催されるのが「ジュニア・レスキューチャレンジ」です。このイベントは遊びながら防災を学ぶというところを強く重視したイベントであり、体を動かしながら防災に興味を持つことが出来ます。内容は障害物の突破、ロープ渡りなどで構成されています。本格的な救助服に着替えて様々な障害にチャレンジしていくので、感覚的にアスレチックのようになっています。ロープ渡りは6mもあるので怖く感じる子もいるかもしれませんが、丁寧にサポートしてくれる体制が整えられています。消防ヒーローとして活躍しているセイバーミライが応援してくれることも子どもたちの喜びに繋がっているようです。予約は不要なのですぐに行って楽しむことも可能なイベントとなっています。数日にわたって開催されることが多く、予定の合間を見つけて参加しやすいイベントと言えます。車での来場は推奨されていないのでその点は注意しておきましょう。

大阪880万人訓練

大阪では毎年9月ごろに「大阪880万人訓練」を開催されています。これは大阪府民の方全員が対象となっている大規模な防災イベントであり、実際に災害が起こったときと同じようにアナウンスやエリアメールなどが行われるようになっているので参加者は然るべき避難を行う必要があります。このイベントには特殊な機器が使われたり、講座が実施されたりすることは一切ありません。しかし、全国でも類を見ないほどの大規模なイベントであり、非常に実践的となっています。実際の避難ではものすごい数の方々が一斉に避難するため、イメージとは異なるトラブルが発生する可能性もあります。大阪ではそのリアリティに出来るだけ近づけるために府民全員を対象としたこのイベントを開催しています。実際には仕事などで参加できないという方も多いですが、徐々に周知されつつあります。防災においては実践力と想像力が重要となるので、それらを養うためにはうってつけです。

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