防災の観点からの衣類選び

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必要最低限の衣類を災害に備える

防災セットの販売や内容の紹介は多いのですが、防災グッズとして必要最低限の衣類を災害に備えることについて、まだ気づいていなかったと改めて思う人は多いはずです。
地震の発生後は、住居や収納家具などの損害により衣類の備えができていなければ、入浴ができない状況下で着の身着のまま被災時の衣類を着続けることになります。
防災グッズと一緒に、必要最低限の衣類を用意しておくことをお勧めします。

必要最低限な衣類とは、防寒に優れ、動きやすい衣類を3日着まわせる分が目安です。
結論からえば、スポーツウェアのジャージ上下セット、下着3日分、2部式のレインスーツです。
防寒性があり、動きやすく、汚れにくく洗濯しても乾きやすく軽く、雨風を防ぎます。

防寒性に優れた二部式のレインスーツ

防寒性で優れた衣類は「2部式のレインスーツ」です。
頭を覆うフードの付いた上下セットのレインスーツは、普段は自転車やバイクを乗る人が愛用している品物ですが、雨や風をよけるだけでなく、体温の保温性も高い衣類です。
レインスーツをしばらく着ていればすぐにわかりますが、時に蒸れる位体温を逃しません。
普段は小さくたたんでおけ、持ち箱にに便利なようにコンパクト設計な物も多く販売されています。

災害時における避難生活では、体温の保持が体を守るための重要な手立てとなります。
避難できても体調を崩してこじらせてしまうと、薬も救助も当面のあいだはままならないため、身を守る防寒衣類の備えは必須となるべき重要事項です。

安全と衛生を兼ねた靴と手袋

体に身に着ける衣類も重要ですが、靴や手袋も災害時の備えとして大切な物です。
備えているときには忘れがちですが、荒れて危険な物が散乱する地震後では、足元と手を怪我や汚れから守らなければなりません。
地震災害時の安全と衛生を兼ねた衣類として忘れてはならない物が、足と手を守る靴と手袋なのです。

災害時における足元は、普段から意識して準備しやすい、底の厚いエンジニアブーツやスニーカーなどが安全です。
安定性が高く、ガラスや折れた木材などが散乱する場所を歩き回るうえでの必需品です。
ショートブーツ丈であれば、足首を冷えから守ってくれ防寒性が高くなります。
同じく手も、不用意に傷んだ物や汚れたものに直接触らないようにするべく、軍手を用意しておくと衛生的であり安全です。

動きやすさで一番お勧めのスポーツウェア(ジャージ)

被災時における避難所生活は、忙しく動き回る毎日です。
物資の調達、復旧のための労働、手続きなど、服装には動きやすさが求められます。
伸縮性がある機能素材用いた、摩擦などに対する耐久性もあるスポーツウェアのジャージは、被災時に備えておくと助かる衣類です。

吸湿・速乾の素材は、基本的にオールシーズン対応でき、日中だけでなく就寝時も綿やウール素材より快適です。
上下セットのジャージの上着は、ジャケット代わりにもなり防寒も兼ねます。
伸縮性がある素材のため色々な作業にも向き、洗濯してもすぐ乾き、シワになりにくいです。
見た目のファッション性もあり、多少の着崩れがあっても見苦しくない格好で恥ずかしくありません。

防災の備えとして衣類は何着必要であるか

地震災害のための防災の備えとして、衣類は何着用意しておくと良いのでしょうか。
被災直後からしばらくは入浴も洗濯もままなりません。
そのため、必要最低限の衣類は3日分を着まわすという考えにより、以下のようになります。

アウター(スポーツウエアのジャージ上下セット):1着
下着:3日分
2部式レインスーツ(上下セット):1着
エンジニアブーツ(底が厚いスニーカー):1足
軍手:2組

防寒に優れ、動きやすく、洗濯しても乾燥しやすい衣類を、3日間着まわせる分が目安です。
もちろんこれらは準備する物で、下着やアウターは被災時着ていた又は着ることができた服装です。
どれも安価に用意しやすい衣類のため、セール時などに揃えておくと、いざという時に役立ちます。

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